福山雅治：生殖語る特番に意欲も有働アナは「またたたかれそう」と戦々恐々

　俳優の福山雅治さん（42）と有働由美子アナウンサー（42）が25日、NHK放送センター（東京都渋谷区）で行われた「ホットスポット　最後の楽園」特別番組のスタジオ会見に登場した。福山さんは「有働（由美子アナ）さんじゃなきゃ特番を引き受けなかった。命とか生命っていう話になると当然生き物の繁殖行為の話になるわけで。男目線だけではなく頼りになるナビゲーターの有働さんだったら伝わりやすく楽しい番組になるんじゃないかと。（編集で）漏れた分は（情報番組の）『あさイチ』でダイジェストで」と意欲を燃やしたが、有働アナは「またたたかれそうだな」と苦笑していた。

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　「ホットスポット　最後の楽園」は、11年1月から全6回放送されたNHKスペシャルの自然ドキュメンタリーシリーズで、絶滅が危ぶまれている生物がすむ場所「ホットスポット」で、3年の歳月をかけて撮られた光景を紹介。同局と米、仏、ニュージーランドのテレビ局の共同制作で、マダガスカル、ブラジル、ニュージーランド、オーストラリア、アフリカ、日本で撮影が行われた。福山さんは、10年10月中旬から約1カ月にわたって、ブラジルとマダガスカルを訪れ、シリーズ全回のナレーションを務めた。

　特別番組は「福山雅治が語る“命”の旅」という副題が予定されており、福山さんが旅先で出会って印象的だった生き物や、ナレーションの際に映像で見て印象に残った生き物など、ベストシーンをセレクト。そこに込められた福山さんの視点や思いに迫る。

　福山さんは「フクロミツスイというネズミは哺乳類の中で一番大きな精子を持っていると言われている。何でそんなに大きくなったのかを語りました。あと、ナガレタゴガエルのところでメスの獲得に負けてしまったオスたちの行動にぐっときました」と番組で印象に残ったエピソードを披露。有働アナは「福山さんが熱を出したときの病み上がった顔もセクシーでした」と“福山ファン”にはうれしいプチ情報もところどころ明かし「どこまでオンエアできるのかそれが心配。オスとかメスとかまじめに命に向き合って考える番組ってあまり見たことなく、斬新な会話が繰り広げられている。お子さんが見ても大人が見ても楽しい番組」と自信を見せた。

　特別番組「ホットスポット　最後の楽園　スペシャル『福山雅治が語る“命”の旅』」（仮題）は総合テレビで12月29日午後10時～同48分。再放送「ホットスポット　最後の楽園　特別編」の前後編は、BSプレミアムで12年1月2日と3日の午後7～11時に放送。（毎日新聞デジタル）