旅するW座:日本初公開作品を無料上映 第4弾は仏ラブコメ「恋のベビーカー大作戦」

「旅するW座」で上映される映画「恋のベビーカー大作戦」の1シーン(C)2012 Sombrero Films−STUDIOCANAL−TF1 Films Production
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「旅するW座」で上映される映画「恋のベビーカー大作戦」の1シーン(C)2012 Sombrero Films−STUDIOCANAL−TF1 Films Production

 WOWOWで放送中の「W座からの招待状」(WOWOWシネマ、毎週日曜午後9時)の出張イベントで、「旅するW座」と題した無料の映画上映会の第4弾が、仏で40万人を動員したフレンチ・ラブコメ「恋のベビーカー大作戦」に決定した。放送に先がけて、7月5日からシネマスコーレ(名古屋市中村区)を皮切りに全国の単館系の映画館6館で上映する。

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 「W座からの招待状」は、製作費の大小やヒットの規模によらない「最も見てもらいたい本物の映画」を厳選して放送している番組で、ナビゲーターを小山薫堂さんと安西水丸さんが務めている。「旅するW座」は、デジタル化の設備投資を行うことができず、苦境に陥っている地方の単館系映画館を応援することを目的に、各地の映画館で出張興行を行う番組の出張企画。日本初公開の作品を先行無料上映しており、第1弾はカトリーヌ・ドヌーブさんが出演する「愛のあしあと」、第2弾はヘレン・ミレンさん主演の「エメランスの扉」、第3弾はモーリッツ・ブライブトロイさん主演の「イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国」が上映された。

 「恋のベビーカー大作戦」(クレマン・ミシェル監督)は、フランスの最優秀男優におくられるパトリック・ドベール賞を受賞した「アンナ・カレーニナ」「黒いスーツを着た男」などに出演するラファエル・ペルソナーズさんと、「ルイ・ヴィトン」のアクセサリー・コレクションのモデルを務めるなど注目を集めるカナダ人女優のシャルロット・ルボンさんが主演。トマは、ささいなことで別れてしまったマリーを忘れられない。そんなトマがひょんなことから同じアパートにすむメラニーの赤ちゃんを数日預かることになり、初めての子育てでてんやわんやになるが、マリーを取り戻すためにこの赤ちゃんを利用することを考えて……というストーリーが展開する。

 映画は、シネマスコーレで7月5、12日、シネマルナティック(松山市)で7月19、26日、シネ・ヌーヴォ(大阪市西区)で8月2、9日、シアターシエマ(佐賀市)で8月23、30日、みやこシネマリーン(岩手県宮古市)で9月6、13日、シネマe_ra(イーラ)(浜松市)で9月20、27日に上映される。(毎日新聞デジタル)

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