壇蜜:娼妓役で朝ドラ初出演 「花子とアン」登場に「びっくりしないで」

NHKの連続テレビ小説「花子とアン」で娼妓役を演じる壇蜜さん=NHK提供
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NHKの連続テレビ小説「花子とアン」で娼妓役を演じる壇蜜さん=NHK提供

 タレントの壇蜜さんが、女優の吉高由里子さんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「花子とアン」に出演することが明らかになった。遊郭から逃げ出した吉原の娼妓・雪乃役で、朝ドラ初出演を果たした壇蜜さんは「NHKのしかも朝の番組ということで、私には縁がないと思っていたのでうれしいです。私が出てきてもまずはびっくりしないで見てください。驚かずに見守っていただければ幸いです」とコメントしている。19日の放送から登場する。

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 壇蜜さんは、自らの役どころについて「逃げ出してきた吉原の娼妓で、作家として活躍していた(仲間由紀恵さん演じる)蓮子さんに影響を受けた女性の一人です。時代背景をしっかりたたき込んで収録に臨み、歴史の中の1ページを再現させていただくことに思いを込めました」と説明。「宮本家のみなさんのできあがった家族の雰囲気がうらやましく思えて、そこに参加できることがうれしかったです」と収録を振り返っている。

 加賀田透チーフプロデューサーは、壇蜜さんの起用理由について「時代の制約の中、女性として自分らしく生きたトップランナーが花子や蓮子なら、彼女たちに触発され、自由に目覚めた女性たちの代表が、壇蜜さん演じる雪乃です。壇蜜さんの持つ、凜(りん)とした強さとパッションが、苦境の中から自分の力で新しい人生を切り開こうとする雪乃と重なりました」と説明している。

 ドラマは、「赤毛のアン」などを翻訳した主人公・花子(はな)の明治・大正・昭和にわたる波瀾(はらん)万丈の半生を、「Doctor−X」(テレビ朝日系)などの中園ミホさんの脚本で描く。原案は、花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。はなは、山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて東京の出版社に勤め、翻訳家の道へと進んだ人物で、吉高さんが10~50代の花子を演じる。

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