瀧本美織:主演震災ドラマの完成に涙 「いろんな思いが交じって……」

スペシャルドラマ「フラガールと犬のチョコ」の会見に登場した瀧本美織さん
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スペシャルドラマ「フラガールと犬のチョコ」の会見に登場した瀧本美織さん

 女優の瀧本美織さんが9日、東日本大震災からまる4年となる11日に放送されるスペシャルドラマ「フラガールと犬のチョコ」(テレビ東京系)の会見に登場した。実話に基づくストーリーで、福島県いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」の“フラガール”役を演じた瀧本さんは「(完成した作品に)いろんな思いが交じって泣いてしまいました」と告白。「本当に関われて良かったなという思いでいっぱい。大切な作品になりました。いろんな人に見てほしい」と思いを語った。

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 ドラマは、「スパリゾートハワイアンズ」のダンシングチームの現リーダー・モアナ梨江さんと被災地に残された愛犬の実話を基に書かれた祓川学さんの同名本が原作。同施設で“フラガール”になることを夢見る女性・森田沙衣(瀧本さん)が、念願のフラガールになった数年後、震災の影響で福島第1原発事故が発生し、故郷・双葉町は警戒指定区域に。いつもそばにいた愛犬・チョコは実家に取り残されることになってしまう。チョコと離れ離れになる中、沙衣はフラガールとして施設の復興に向け奮闘していく……というストーリー。

 クランクイン前からフラダンスを猛特訓して撮影に臨んだ瀧本さん。撮影は厳しいスケジュールだったというが、「みんなが笑顔でいてくれたから、私たちも笑顔でいられた」としみじみ。クランクアップ時にも涙を見せたといい、「張り詰めていたものがすっと溶けたというか、ほっとしたのもありますし、出来上がりが楽しみでもありましたし、ちゃんと人の心に届く作品になっていればいいなと思って……」と説明。作品について「被災された方もそうでない方も、前を向く後押しになればいいなと思います」と語っていた。

 会見にはモアナさんも出席。瀧本さんのフラダンスについて「猛練習していたと聞きましたし、パワフルなダンスでした」と称賛。作品についても「あの当時のことを思い出したりしましたし、そのときそのときの感情を昨日のように思い出しました……」と涙していた。スペシャルドラマ「フラガールと犬のチョコ」は11日午後9時から放送予定。

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