話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、隠し事ができない少年と、吸血鬼ヒロインらの学園生活を描いたラブコメディー「実は私は」です。トムス・エンタテインメントの野崎康次プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
ウナギノボリ
インタビュー:筧美和子 30歳、原点のグラビアに立ち返った
--作品の概要と魅力は?
この作品のストーリーをシンプルに言うと吸血鬼だということを隠して、学生生活を送るヒロイン・白神葉子とその葉子のことを好きになってしまった普通の人間である主人公・黒峰朝陽の2人を描くラブコメディーです。
また、この作品の最大の特色としてはヒロインが吸血鬼ということだけではなく、主人公を巡って三角関係になる女の子が宇宙人であったり、恋路の邪魔をしてくるのが悪魔であったり、狼男であったりと、奇想天外な設定を持つ登場人物たちが多数出てくるところです。その個性豊かなキャラクターたちが、ハイテンションなギャグを織り交ぜながら、ラブストーリーを紡いでいくところが魅力の作品です。
--アニメにするときに心がけたことは?
原作の良さを最大限に生かし、「恋愛」というストーリーを軸にたたみ掛けるようなギャグを織り交ぜ、リズム・テンポ感を大事にしていき、個性的なキャラクターたちの魅力を前面に押し出す。そして何よりも制作スタッフ一同が楽しく作っている、それが視聴していただいている方たちに届くように制作するよう心がけています。
--アニメでは、原作マンガとキャラクターのタッチが変わっていますが、描写で気をつけた部分はありますか?
原作者の増田英二先生とお話しさせていただいた際に、アニメならではの動きや表現で面白くしてほしいというご要望をいただき、恋や友情に悩むキャラクターたちの心理描写とコメディーの表現を丁寧に描いていこうと気を付けています。特に恋愛部分では可愛らしく、そしてギャグの時にはぶっ飛んだ表現にしてギャップ感を出そうと心がけました。
--作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?
山本靖貴監督をはじめ、スタッフ一同この作品に対しての意気込みがすごく、その結果、第1話では納得のいく映像に仕上げることができました。しかし、実はV編直前に2カット大きなリテークが見つかり(何があったかは言えません)、もちろん修正した状態でオンエアさせていただいておりますが、以降その部分を個人的にはもっとも注意してチェックするようになりました。
--今後のみどころを教えてください。
個性豊かなキャラクターたちがこれからもバンバン登場してきます。そのキャラクターたちが繰り広げるドタバタコメディーとラストに向けてますます盛り上がるラブストーリーをご期待ください。
--ファンへ一言お願いします(自由欄です。アピールしたいことをお願いします。)
制作スタッフ一同、テンポよく面白い良質な映像をお届けできるよう頑張って作業に取り組んでおります。アイキャッチや予告ではサプライズをたっぷりと仕込んでおり、本編プラスアルファで楽しめるようになっております。ぜひ第1話から最後まで泣いて笑って楽しんでください!
トムス・エンタテインメント 3×CUBEスタジオ プロデューサー 野崎康次
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベ…
吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「柱稽古編」の第1話「鬼舞辻無惨を倒すために」がフジテレビ系で5月12日に1時間スペシャル…
人気野球マンガ「ダイヤのA(エース)」の第2部が原作のテレビアニメ「ダイヤのA actII」の続編が制作されることが5月18日、明らかになった。原作は、2022年10月に約16年…
アニソンの充実ぶりで知られるタワーレコード新宿店のアニメ担当バイヤー樋口翔さんが、アニソンの売れ筋や販売現場の生の声を伝える「新宿アニソンスコープ」。同店の5月5~11日の1位は…
人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの完全新作劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のフィナーレ舞台あいさつが5月18日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)…