筒井道隆：「しんかい6500」操縦できる？　パイロット姿で「今なら上手に……」

　俳優の筒井道隆さんがこのほど、神奈川県横須賀市のJAMSTEC（海洋研究開発機構）横須賀本部で行われたWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW　海に降る」のイベントに出席。共演者の石田卓也さん、高橋和也さん、水澤紳吾さんとともに有人潜水調査船「しんかい6500」のパイロット衣装でトークショーを行った。

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　「海に降る」は、朱野帰子さんの小説が原作。JAMSTECを舞台に、「しんかい6500」の日本人初となる女性パイロット・天谷深雪（有村架純さん）の姿を描く作品で、深雪の先輩となる潜航長・神尾宏役の筒井さんは「元々メカ好きで、しんかい6500のスペックや素材について教えてもらうことができた。この役をいただいただけで光栄」と“役得”ににんまり。

　撮影にはJAMSTECが全面協力。しんかい6500のコックピット内部は1．5倍の大きさに再現したセットを使用したが、同機構の横須賀本部に通っての撮影もあったという筒井さんは「職員の気分が味わえました。実機もラッキーなことに動かすことができて、撮影の際にはイメージして演じることができた。今ならすごく上手に操作できるはず」と貴重な体験を振り返った。

　また、パイロット候補生の整備士・宮脇克久役を務める石田さんは、同船の建造費が120億円と事前に聞いていたことから「触ることへの緊張感があった」と告白。「JAMSTECの見学の際に、さまざまな深海生物を見られたこともうれしかった。深海生物には色がないんです。それがとても不思議」と興味津々だった。

　ドラマは全編4K収録を行い、深海の美しさも追求した。監督は「夜行観覧車」（TBS系）などの山本剛義さんが務め、有村さん、筒井さんらのほか、時任三郎さん、板谷由夏さん、西岡徳馬さん、平泉成さん、竹中直人さん、原田知世さん、遠藤憲一さんら豪華キャストが出演。WOWOWプライムで毎週土曜午後10時に放送中。