俳優の阿部寛さんが主演を務める連続ドラマ「下町ロケット」(TBS系)の最終回が20日、25分拡大版で放送され、平均視聴率は22.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録したことが分かった。今月6日放送の第8話で記録した20.4%(同)を超え、今年の民放連ドラ最高の記録を自ら更新し、有終の美を飾った。瞬間最高視聴率は午後10時11分に25.8%(同)を記録した。
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これまでの視聴率は、10月18日に放送された初回が16.1%、第2話が17.8%、第3話が18.6%、第4話が17.1%と推移。前半パート「ロケット編」の完結となった第5話では、初の大台となる20.2%を記録。後半パート「ガウディ計画編」の初回となった第6話は17.8%にとどまったものの、第7話は17.9%、第8話で20.4%と数字を伸ばし、先週の第9話は18.2%だった。
「下町ロケット」は、池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作。主人公・佃航平(阿部さん)は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが……というストーリー。11月22日放送の第6話からは、池井戸さんの最新刊「下町ロケット2 ガウディ計画」が原作で、医療分野も扱う「ガウディ計画編」に突入していた。
最終回は、阿部さん演じる「佃製作所」の社長・佃航平と小泉孝太郎さん扮(ふん)する「サヤマ製作所」の社長・椎名直之との最終決戦や新型人工弁「ガウディ」の開発の行方などが描かれた。また20日午後2時から「今夜激動のフィナーレ『下町ロケット』完結!これで準備は完璧SP」、同7時から「超緊急特別ドラマ企画『下町ロケット』~最終章」などの特別番組が合計約6時間にわたって放送された。
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