女優の高畑充希さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」の初週「常子、父と約束する」(4~9日)の週間平均視聴率が21.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べから算出)を記録したことが11日、分かった。今世紀最高の期間平均視聴率23.5%を記録した「あさが来た」の初週の週間平均視聴率20.3%(同)を上回る好発進となった。
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4日に放送された初回の平均視聴率は22.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。「あさが来た」の初回平均視聴率21.2%を上回る好発進で、13年前期の「あまちゃん」から7作連続の20%超えとなった。
「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」の創業者である大橋鎮子、花森安治らの軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑さん)が、静岡から上京し、女性向けの雑誌を創刊。雑誌は、花山伊佐次(はなやま・いさじ)の助けを借りながら、高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。西島秀俊さんや木村多江さんらが出演し、宇多田ヒカルさんが主題歌「花束を君に」を手がけたことも話題になっている。
初週「常子、父と約束する」は、昭和5(1930)年の静岡県遠州地方を舞台に、常子の少女時代が描かれた。三姉妹の長女・常子は、染料会社で働く父・竹蔵(西島さん)とおっとりした母・君子(木村さん)らと楽しく過ごしていた。しかし、竹蔵が突然、結核に倒れてしまい、生活が一変する……という展開だった。幼少期の常子を子役の内田未来ちゃんが演じ、結核で命を落とす竹蔵を演じた西島さんの熱演も話題になった。
「とと姉ちゃん」はNHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。全156回を予定。
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