話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、中学生の少年と少女がお互いに赤面させようと奮闘する山本崇一朗さんのマンガ「からかい上手の高木さん」です。「ゲッサン」(小学館)編集部の高長佑典さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
--この作品の魅力は?
「照れたら負け」の思春期対決! 中学生の西片くんが、隣の席の高木さんをどうにかからかって赤面させてやろうとするけれど、高木さんのほうが一枚も二枚も上手で毎度気づけばからかわれてしまう……というだけの作品です。なのですが、そこにさまざまな感情が働きかけて、2人の世界から目が離せなくなってしまうかも!? ネットや読者のお便りには、よく「ニヤニヤが止まらない!」というご意見をいただきます。
--作品が生まれたきっかけは?
元々は山本崇一朗先生がデビュー時に描いたショートマンガが元になっています。このマンガと同時に、「ゲッサン」本誌で連載中の「ふだつきのキョーコちゃん」、それからまた別の企画と、3本の連載企画を作ったのですが、最終的に1本に絞りきれず「キョーコちゃん」は本誌で、「高木さん」は別冊で、とダブル連載することになりました。
--リアルなやり取りが特徴ですが、アイデアの元は?
すべて山本先生の頭の中、でしょうか。打ち合わせの際、題材やシチュエーションなどの「お題」を提案することはあるのですが、やりとりやオチなど具体的な部分は最初から全て信頼してお任せしています。
--編集の際、苦労した点、面白かったエピソードを教えてください。
いつもネームは1日とかで上がってくるので、編集者がこんなに楽でいいのかな……というくらいです。面白かったのは、コミックスの巻末おまけなど「高木さん」ワールドの端っこで活躍していたキャラにも人気があったので、読売中高生新聞で「あしたは土曜日」というスピンオフマンガを毎週、1年間連載させていただけました。
--今後の展開は?
今回、担当の僕もびっくりするくらい次から次に重版の知らせが届いたので、お礼と今後の期待も込めて、とある特殊な「お題」を山本先生にお渡ししてきたところです。おそらく7月12日発売の「ゲッサン」で形になるはず……なったらいいなあ(笑い)。
--読者へ一言お願いします。
皆さまの応援、口コミのおかげで、ここまでたくさんの人に読んでいただける作品になりました。本当にありがとうございます! 「アニメ化してください」などのお声も頂戴しております。ここを読んでいらっしゃる関係者の皆さま、すてきなお話しお待ちしております!(笑い)
ゲッサン編集部 高長佑典
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