キンプリ:4DX版先行体験リポート 甘い香りや大量のシャボン玉で“プリズムのきらめき”体感

「KING OF PRISM by PrettyRhythm」のビジュアル(c)T-ARTS/syn Sophia/キングオブプリズム製作委員会
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「KING OF PRISM by PrettyRhythm」のビジュアル(c)T-ARTS/syn Sophia/キングオブプリズム製作委員会

 “応援上映”も話題の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm(キンプリ)」(菱田正和監督)の4DX版の試写会が13日、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京都江東区)で行われた。プリズムショーと呼ばれるライブシーンで座席が激しく揺れ、突風が吹くほか、甘い香りがたちこめ、大量のシャボン玉が劇場に舞うなど“プリズムのきらめき”をより体感できるアニメに“進化”している。4DX版でも、観客が映像に合わせて声を上げたり、サイリウムを振って楽しめる応援上映が行われる予定で、話題になりそうだ。4DX版は18日から同劇場などで上映される。

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 「キンプリ」の魅力の一つはプリズムショーで、キャラクターが裸になったり、剣を振り回して戦ったり、炎が上がるなどする過剰で派手な演出が人気を集めている。4DX版のプリズムショーでは、座席が激しく揺れるほか、仁科カヅキと大和アレクサンダーのバトルでは突風が吹き、“コウジのハチミツキッス”で甘い香りがたちこめるなど特殊効果を楽しめる。

 プリズムショーでキャラクターがキラキラと輝くシーンでは、大量のシャボン玉が射出され、関係者によると「ほかの4DXの映画と比較してシャボン玉の量が多い」という。座席は激しく揺れるだけでなく、細かく振動するなど実際にプリズムショーに参加しているような感覚を味わえる。また、雨の中、カヅキが自転車に乗っているシーンで実際に雨が降っているような効果を楽しめるほか、法月仁がムチを振るうと座席が揺れるなど4DX版ならではの演出も用意されている。

 「キンプリ」は、映像に合わせて声援や合いの手を入れ、サイリウムを振りながら楽しめる観客参加型の応援上映が「ワイドナショー」「めざましテレビ」(ともにフジテレビ系)、「お願い!ランキング」(テレビ朝日)で取り上げられるなど話題になっている。応援上映は、製作陣が応援方法を指定したわけではなく、ファンが“発明”した応援方法が、いつの間にか全国の劇場に広がり、定着していったという。4DX版の応援上映では、また新たな応援方法が生まれるかもしれない。なお、4DX版の演出は今後、調整する予定で、今回の試写会とは演出が変わる可能性もある。

 「キンプリ」は、2013年4月~14年3月に放送された女児向けテレビアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」のスピンオフで、男性アイドルのコウジ、ヒロ、カヅキたちが歌とショーにかける姿を描いている。1月9日に公開され、わずか14館での公開という小規模でのスタートで、公開2週目には9館に減少したが、口コミで話題となり、延べ上映館数が約100館にまで拡大。現在も上映が続いており、異例のロングランを記録している。

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