講談社など5社が共同開発した、手塚治虫の名作「鉄腕アトム」の主人公・アトムをモデルにした二足歩行する家庭用コミュニケーションロボット「ATOM」が22日、東京都内で行われた「『ATOM』プロジェクト発足発表会」でお披露目された。「ATOM」は二足歩行のほか会話、家族や友達を顔認識することなどが可能なロボットで、4月4日から発売されるパーツが入ったパートワーク(分冊百科)「コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!」(講談社)を全70巻購入し、組み立てることで完成する。最終70巻は2018年9月に発売予定。
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「ATOM プロジェクト」は「手塚治虫生誕90周年記念企画」として、講談社、手塚プロダクション、NTTドコモ、富士ソフト、VAIOの5社が共同で発足。ATOMはドライバーを使って所有者自身が組み立てる仕様になっており、完成後の身長は約44センチ、体重は約1.4キロ。会話をはじめ、家族や友達を12人まで認識して反応することや、自己紹介すること、歌って踊ること、ラジオ体操をすることなどが可能。しりとりや伝言などもできるという。
搭載するOSとAI(人工知能)は富士ソフトが設計開発を担当。AIはインターネット経由でNTTドコモの自然対話プラットフォームと接続し、クラウド上で「会話力」を成長させることができる。VAIOが「ATOM組み立て代行サービス」を担当する。
「コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!」は4月4日から毎週火曜発売で、創刊号は830円(以下税抜き)。通常号は1843円。高価格号もある。全70巻の合計は18万4474円。
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