満島真之介:アニメの食事シーン「本当においしそう」 監督が“アニメの魔法”明かす

劇場版アニメ「ひるね姫~知らないワタシの物語~」のDVD発売記念イベントに登場した(左から)満島真之介さん、下村陽子さん、神山健治監督
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劇場版アニメ「ひるね姫~知らないワタシの物語~」のDVD発売記念イベントに登場した(左から)満島真之介さん、下村陽子さん、神山健治監督

 俳優の満島真之介さんが16日、声優を務めた劇場版アニメ「ひるね姫~知らないワタシの物語~」(神山健治監督)の東京都内で開かれたブルーレイディスク(BD)&DVD発売記念イベントに登場した。満島さんは「実写(映画)などの食事のシーンはおいしそうに見えないですけれど、アニメって、本当においしそうなんですよね」と話し、神山監督は「魔法だと思います。実写は本物が映っているから、本物に魔法をかけるには、(演出を)相当盛らないとダメなんですけれど、アニメは全部“作り物”なので、ちょっとだけ頑張るとおいしそうにみえるんです」と“魔法”の一端を明かしていた。

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 神山監督は「(アニメの)チーズに魔法がかかって、ちょっとだけ光って溶けていると、おいしそうにみえます。でも、日本のプロセスチーズは溶けないんですけれどね。実際にやってみたけれど焦げただけでした」と話して、観客を沸かせていた。同作の音楽を担当した作曲家の下村陽子さんも「(アニメのように実際の)オムレツを箸で切ってもプルン!とならないですよ」と同意していた。

 満島さんは、アニメの声優について姉で女優の満島ひかりさんと話すことがあるといい、「素直に声を出せばいいのに、違う声を出さないといけないとか、声の抑揚がどうとか自分たちが一番意識してしまっている」と語った。また、「(実写作品での芝居とアニメの)垣根がなくなっていくと面白い。僕らが芝居をしているところに声優の声が入るのもありかな。未来が少しずつ見えている気がします」と思いをはせていた。

 「ひるね姫」は、2020年の岡山県倉敷市を舞台に、父親と暮らす女子高生・森川ココネの家族の絆などを描いた。名曲「デイ・ドリーム・ビリーバー」を高畑充希さんが演じるヒロインの森川ココネ名義でカバーした主題歌も話題になった。満島さんは、ココネの幼なじみの佐渡モリオの声を担当。BDは5800円(税抜き)、DVDは4800円(同)。発売中。

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