俳優の竹内涼真さんが主演、女優の浜辺美波さんがヒロインを務める映画「センセイ君主」(月川翔監督)が、8月1日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほか全国で公開される。新任のイケメン教師に恋してしまった女子高校生が、教師に猛アタックする姿をコミカルに描く青春ラブコメディーだ。竹内さんのクールすぎる演技と、浜辺さんの予想をはるかに超えるコメディエンヌぶりに注目だ。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
彼氏いない歴=年の数という高校生、佐丸あゆは(浜辺さん)は、目下、告白7連敗中。そんな彼女の前に現れたのは、クラス担任の代理でやって来た数学教師の弘光由貴(ひろみつ・よしたか:竹内さん)だった。そのイケメンぶりに、たちまち恋してしまったあゆはは猛然とアタックを開始するが、由貴がなびくはずもなく……という展開。幸田もも子さんが少女マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載したマンガを、映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)や「となりの怪物くん」(18年)などで知られる月川監督が映画化。あゆはの親友を川栄李奈さん、幼なじみを佐藤大樹さんが演じるほか、新川優愛さん、矢本悠馬さんらも出演している。
かたくなに、あゆはとの距離を保とうとする由貴と、ぐいぐい向かっていくあゆはのやりとりが、とにかく楽しい。竹内さんは、これまで見せたことのないほどのクールさで、「絶対に先生を落としてみせます!」というあゆはの宣言を、「そこまで言うなら落としてみなよ」と受けて立つ。また、数学の問題が解けたご褒美にあゆはの頭をポンポンしたり、ジャージーのジッパーをおろしながら鎖骨をチラ見せしたりと、ちょっぴりエロく、かつ胸キュン度マックスの演技で由貴役を好演。一方の浜辺さんも、由貴の気を引こうと大胆かつおちゃめな行動に出るあゆはを、多彩な変顔を駆使し、さらに金八先生のものまねをしてみせるなど、普段の清楚(せいそ)なイメージを吹き飛ばすはじけっぷりで表現。その一生懸命な演技が、可愛らしいやら笑えるやら……。
「ロッキー」(1976年)をはじめとする名作映画や話題作のパロディーをところどころにちりばめ、予想外の俳優を予想外のシーンで登場させるなど、月川監督ならではの遊び心もちらほら見られ、明るく愉快でチャーミングな作品に仕上がっている。(りんたいこ/フリーライター)
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