声優の早見沙織さんが20日、東京都内で行われた劇場版アニメ「はいからさんが通る」の後編「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」(城所聖明監督)の舞台あいさつに登場。主人公の花村紅緒の声を務めた早見さんは、全編を通して紅緒の“酒乱”シーンも熱演しており、舞台あいさつ終盤に「お酒を飲んで楽しく生きていこう! 紅緒ほどはならないように皆さん気をつけて……」と観客に呼びかけた。すかさず共演の宮野真守さんから「本当? 大丈夫? すごい上手だったけど酔っ払いの演技……」とツッコまれると、「周りに親をはじめ酔っ払いがたくさんおりますので、それを参考にしながらやりました」と苦笑交じりに明かし、会場の笑いを誘った。
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今作では、テレビアニメシリーズでは描かれなかった原作のラストパートが描かれており、早見さんは「試写で見させていただいたんですが、映像化が初めてというところもあり、あの原作が最後まで描かれるという感慨が一番大きかったですね」とにっこり。「現代でも紅緒たちが生きた時代でも、人の手ではどうにもならないことも起こる。それでもみんなそれぞれ新しい日を迎えて立ち上がって生きていくんだということを、時代は全然違うかもしれないけどスクリーンの中から感じていただいて、明日を生きていく糧にしていただけたらすごくうれしいなと思います」と語った。
舞台あいさつには早見さん、宮野さんのほか、櫻井孝宏さん、坂本真綾さんが出席。後編ではギャグシーンも多かった青江冬星役の櫻井さんは「ややギャグ担当……」と笑わせつつ、「紅緒と出会い、触れることで、冬星の本来持っている人間性が透けて見えたのではないかなと思います」と説明。「今まで生い立ちもあって、ちょっと偽っていたところもあったんですが。(後編では)急にバレリーナみたいな動きをしたり……いろんな面が見られて楽しかったです」と笑顔を見せた。
紅緒の恋敵となるラリサ役を演じた坂本さんは、「ひたすら紅緒が可愛い映画です。アフレコ中も、『早見ちゃん可愛い可愛い』と言っていました」と振り返り、「今の私たち世代が好きな仕事に就いたり好きな人と結婚したり自由に生きられるのも、この時代の女性が闘ってくれたからなんだなと思いながら……。この作品を見て、さらに女性たちに強くなってほしいなと思います」と語った。
「はいからさんが通る」は、大正時代を舞台に、剣道が特技でじゃじゃ馬な“はいからさん”こと花村紅緒と婚約者・伊集院忍の恋を描いたラブコメディー。1975~77年に「週刊少女フレンド」(講談社)で連載され、第1回講談社漫画賞少女漫画部門を受賞。78~79年に全42話のテレビアニメが放送されたほか、87年に南野陽子さん、阿部寛さん主演の実写映画が公開された。79、85、2002年にテレビドラマも放送された。
劇場版アニメの新作は、連載40周年を記念した企画で、約38年ぶりにアニメ化。前後編で前編「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」が17年11月に公開された。早見さんが主人公・紅緒、宮野さんが伊集院忍少尉を演じた。
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