蒼井翔太:「Dimensionハイスクール」で学ラン姿初披露 「こんな高校生いないよなあ」

蒼井翔太さんが出演した「超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』」の一場面 (C)Dimensionハイスクール製作委員会
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蒼井翔太さんが出演した「超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』」の一場面 (C)Dimensionハイスクール製作委員会

 声優と2.5次元俳優が共演する「超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』」の第7話が21日にTOKYO MXで放送され、蒼井翔太さんが実写でサプライズ登場した。蒼井さんは回想シーンに登場し、自身初の学ラン姿を披露した。

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 同作は、アニメパートと実写パートで構成されており、蒼井さんはこれまで語りの次元の使者として声の出演をしていたが、同話では回想シーンで桃谷総司(染谷俊之さん)の親友の大出紫郎役で登場した。

 蒼井さんは学ラン姿について「小中高と学ランだったので、久しぶりに着たなあという感覚と、この年になって着るかあって感覚がありました(笑い)。髪も長かったので、『こんな高校生いないよなあ』って思いながらでしたが、ヘアメークさんに協力していただいて、何とか高校生に見えるようにしていただきました。この仕事をしていると、いろんな役を演じさせていただくので、とても貴重な経験でした」と振り返った。

 「超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』」は、キャラクターがアニメと実写の世界を行き来しながらストーリーが展開する“超次元革命アニメ”。補習中の男子高校生たちがひょんなことから次元(=Dimension)を超えてアニメの世界に飛ばされてしまうことから始まる学園ファンタジーが描かれる。声優の石井孝英さん、大塚剛央さん、俳優の染谷さん、橋本祥平さん、財木琢磨さんが出演し、アニメパートの声と実写パートを演じる。声優として諏訪部順一さん、江口拓也さんも出演している。

 ◇蒼井翔太さんのコメント全文

 ――出演が決まった時の気持ちを教えてください。

 ドラマの出演は初めてだったことと、学生服を着ると聞き、年齢的な部分もあって最初は「僕でいいんですか!?」と不安もありましたが、僕の役のパートナーが、同い年で普段から仲良くさせていただいている染谷(俊之)くんだったので安心しました!

 ――本作がアニメと実写ドラマのハイブリッド作品ということには、どう感じましたか。

 普通は原作があって、アニメ化されてそのあとに舞台化されたり、舞台化のあとにアニメ化されたり、という順番のイメージですが、今回はそれが同時に楽しめるような構成で、とても新しいなと思いました。内容もとてもコミカルで面白いです。ドラマパートの出演だけでなく、次元の使者としてナレーションもさせていただいているので、自分のすべてを出し切るつもりで撮影にも臨みました。

 ――染谷さんとのお芝居はいかがでしたか。

 親友という間柄を演じるのはこれまでなかったので新鮮でしたし、僕は声優の現場の染谷さんしか見たことがなかったので、こうして芝居のキャッチボールができて、これまで染谷さんが舞台やドラマの現場で積み上げてきたものを間近で感じた気がしました。アフレコ現場ではいつも緊張されている方なんですが、今回の現場はすごく堂々とされていたというか、とても頼れる先輩でした。

 ――大出と桃谷は同じ目標を持つ親友ですが、2人の関係についてはどう感じましたか。

 2人で目標に向かって「頑張ろうぜ」って言い合える関係っていいですよね。桃谷と芝居で会話をしてくうちに、僕も「ああ、こんな友人いたなあ」と思い出すことがありました。最近は、友達が少ないことを、「友達がいないから」って言っちゃいがちですけど、少なかったとしても自分にとって大切な友人がいる事実はしっかりある。そのつながりを大事にしたいなと改めて思いました。

 ――学生服を着られていかがでしたか。

 小中高と学ランだったので、久しぶりに着たなあという感覚と、この年になって着るかあって感覚がありました(笑い)。髪も長かったので、「こんな高校生いないよなあ」って思いながらでしたが、ヘアメークさんに協力していただいて、何とか高校生に見えるようにしていただきました。この仕事をしていると、いろんな役を演じさせていただくので、とても貴重な経験でした。

 ファンの方の前でも、ちゃんと着た学ラン姿は見せたことがないんですよ。サンタ服などはあるのですが……。今後、蒼井翔太として学ランを着る機会はあるかもしれないけれど、高校生役として着る機会は少ないと思うので、そういう意味でもファンの方の反応も楽しみです。

 ――撮影で難しいと感じることはありましたか。

 アニメの現場では、自分の演技に納得いかなかったときに「もう一度やらせてください」と言うことができますが、ドラマでは表情や動きもありますし、同じシーンに出ている人たちも一からお芝居をやり直さないといけなくなってしまう。自分の納得いくまで何回もリテークをするというより、1回の本番で自分の納得のいくものを出さないといけないという難しさを改めて実感しました。

 ――蒼井さんは声の現場だけでなく、舞台でお芝居をされることもありますが、舞台とドラマの現場の違いはどう感じましたか。

 舞台でも映像でも、どこから見られてもいいようにということは意識していますが、パッとカメラに抜かれるのは映像ならではで緊張しました。撮影の前日は、携帯をインカメラモードにして動画を撮りながらセリフを練習して、自分がどんな表情をしてお芝居をしているかを何度か確認しました。ドラマはカメラに抜かれてアップになることもありますから、見た目からの情報量も多いですよね。ただ、表情の芝居などで無駄な情報量を与えてしまうと、見てくれる方に物語の内容が入りにくくなってしまうと思ったので、普段、舞台で芝居をするときよりも“引き算”を意識しました。

 ――今回は学生の日常を切り取った作品ですし、そういう意味では引き算が大事だった、と。

 実際にやってみて、引き算も難しいんだなと思いました。日頃、アニメやゲームのファンタジーの世界で演技をしているので、ナチュラルな芝居の感覚を取り戻すのは時間がかかりました。「飾りすぎないように」を心がけました。

 ――他のキャストの皆さんと会った印象を教えてください。

 橋本(祥平)くんは、僕がかねて会いたいと思っていた人だったんです。別作品の舞台版で、僕が演じているキャラの好きな人を演じられていて。その舞台は見に行けなかったので、お会いできてすごくうれしかったです。橋本さんに限らず、みんなすごくフレッシュで……。そこも自分は大丈夫かって不安要素でもあったんですが(笑い)、勢いのある若さのパワーをもらえた気がしますし、僕も頑張らなきゃ!って改めて思いました。あとは、楽屋にいるときにみんなジーッと僕のことを見てきて(笑い)。「な、何?」って聞いたら、「いいなあと思って見ちゃいました」って、何だったんだろう(笑い)。

 ――最後に、蒼井さんの出演を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

 染谷さん演じる桃谷との感動的なシーンもある、大出紫郎というとても重要な役を演じさせていただきました。大出もですが、登場人物一つ一つのキャラクターが濃くてとても面白い作品です。パワフルに場面が展開していくので、何度見ても楽しめると思います!

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