中村勘九郎:大河「いだてん」撮了で「役者人生の一生の宝物」 阿部サダヲは「まだやっていたい」

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で主演を務める中村勘九郎さん=NHK提供
1 / 4
NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で主演を務める中村勘九郎さん=NHK提供

 宮藤官九郎さんが脚本を手がけるNHK大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」がクランクアップを迎え、金栗四三役の中村勘九郎さんと田畑政治役の阿部サダヲさんがコメントを発表した。

ウナギノボリ

 9月27日に撮影を終えた勘九郎さんは、「今はまだ実感が湧かないんですけど、これだけ長く作品に携わると、もう(キャスト・スタッフと)ファミリーになっていますので、このチームと別れるのはさみしいですね。普段あまりこういう気持ちになることはないんです。それだけ思い入れの深い作品になりました。本当に現場の雰囲気もチームワークも良かったですし、なにより宮藤さんが書いてくださったおもちゃ箱のような作品で、どれだけ遊べるか、どうやったら楽しく視聴者に届けられるかというのを楽しみながら作ることができたのは、役者人生の一生の宝物になりました。本当に1年半、ありがとうございました!」と撮影を振り返った。

 一方、9月30日深夜にクランクアップした阿部さんは「田畑政治のことが好きなので、まだやっていたいという気持ちもあります。自分がテレビドラマで関わった日数としては一番多いと思うんですけれど、なんだかあっという間でした。それはたぶん田畑の周りがめまぐるしく変わっていくからだったんだと思うんですよね。ずっと一緒にいた方は少ないんですけれど、関わった役者の数がものすごかった。中でも治五郎さんとのシーンが思い出に残っています。今日最後の撮影でもふと頭をよぎりました。宮藤さん、すてきな作品をありがとうございました。皆さん本当におつかれさまでした。楽しかったです」と話している。

 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画