人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」のテレビアニメ第3期「PSYCHO-PASS サイコパス 3」で主人公の一人、新人監視官の炯・ミハイル・イグナトフの声優を務める中村悠一さんが、コメントを寄せた。中村さんは、炯と同じく新人監視官でバディーの慎導灼との関係性について「炯と灼が、ある意味で、兄弟のように見えたらいいなと思っています」とコメント。「PSYCHO-PASS」の魅力や、演じる上でのこだわりを語った。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
――「PSYCHO-PASS サイコパス」という作品の印象は?
実際に起こりそうな未来が描かれている作品だなと思いました。現実にあるいろいろなことを効率化していくと、こういう未来に行きつくのかもしれない。難しい用語なども出てきますが、決して非現実的なものじゃない。見ている皆さんが理解しやすい世界観だと思いますし、リアルというよりも、リアリティーがある作品だと感じています。
――炯・ミハイル・イグナトフを演じる上で大事にしていることは?
炯と灼が、ある意味で、兄弟のように見えたらいいなと思っています。たとえば、部下に対して叱るときと、灼に対して叱るときではニュアンスが違うだろうなと思うんです。執行官の行動を黙認していたとしても、灼の行動にはつい口を挟んでしまいたくなる。そういう距離感を意識しています。
――癖のあるメンバーが勢ぞろいしている公安局刑事課一係ですが、どんなチームだと感じていますか?
怪しい人がいるとすぐにドミネーターを抜いてしまう執行官たちと、戦うときはドミネーターを使わずに素手で戦う炯が、対照的な描写になっていますよね。とくに第1話は両者の関係性がとても分かりやすく描かれていたなと思いました。執行官の入江(一途)と廿六木(天馬)はちょっとヒネくれていて。如月(真緒)と雛河(翔)は何を考えているか分からない。そういうこわもてな執行官と、彼らをいさめる炯と灼のチグハグなチームワークが面白いなと思っています。
――1話につき1時間の拡大枠で放送されています。
1話60分のテレビシリーズと聞いて、最初はどうなるだろうと不安でした。過去にも60分のテレビシリーズ作品があることは知っていましたが、やはりテレビアニメのスタッフは、30分で作品を語る技術にたけている人たちだと思っていたので、その尺が倍になることで、はたして大丈夫なのだろうかと。僕らはともかく、現場も大変になるでしょうし、でも、実際に上がってみた映像を見ると、時間がたつのがあっという間でした。今は安心しています。
――ファンにメッセージをお願いします。
主人公である炯と灼の目的とは何なのか。彼らがその目的をどう遂げるのか。まだまだ先が読めないことが山盛りなので、これからどのように描かれるのか、僕自身も楽しみにしています。
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