浜辺美波&横浜流星:W主演ドラマでドロドロな愛憎劇 「私たちはどうかしている」を実写化

連続ドラマ「私たちはどうかしている」でダブル主演の浜辺美波さん(左)と横浜流星さん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「私たちはどうかしている」でダブル主演の浜辺美波さん(左)と横浜流星さん=日本テレビ提供

 女優の浜辺美波さんと俳優の横浜流星さんが、7月期に日本テレビ系で放送される連続ドラマ「私たちはどうかしている」(水曜午後10時)でダブル主演を務めることが3月24日、明らかになった。浜辺さんは和菓子職人の花岡七桜(はなおか・なお)、横浜さんは老舗和菓子屋のクールな跡取り息子、高月椿(たかつき・つばき)を演じる。浜辺さんは同局のドラマ初主演。

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 ドラマは、女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載されている安藤なつみさんの同名マンガが原作。母子家庭で和菓子職人の母を持つ七桜は、老舗和菓子屋「光月庵」に母娘で住み込んでおり、光月庵の跡取り息子・椿とはお互いに初恋の相手でもあった。しかし、椿の父で光月庵の主人が刺殺され、当時6歳の椿の証言で、七桜の母親は逮捕。七桜は光月庵を追い出され、母は取り調べ中に亡くなってしまう。15年が過ぎたある日、七桜と椿はある和菓子の対決で再会。七桜の和菓子に興味を持った椿は、七桜が幼なじみと気づかぬまま初対面でプロポーズする。七桜は母の無罪を証明するため、正体を隠したまま、椿との結婚を利用して光月庵に乗り込むことを決意する……というラブミステリー。

 七桜は、母親の才能を受け継ぐ和菓子職人。人の心をつかむ、斬新で思いやりのあるお菓子を作る。和菓子愛が強すぎて、周りが戸惑うほど熱く語るなど“和菓子バカ”の一面もある。光月庵の跡取り息子である椿は、一見クールで傍若無人だが、和菓子や店に対する強い思いを持っている。母や祖父から、家族としての愛情を受けてきておらず、実はとても不器用というキャラクター。

 脚本は「のだめカンタービレ」や「偽装不倫」などの衛藤凛さん、演出は「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「あなたの番です」などで知られる小室直子さんと「家売るオンナ」「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」などの猪股隆一さんが担当。横浜さんも出演して話題になった「あなたの番です」のスタッフが制作する。

 ◇浜辺美波さんのコメント

 今回のお話をいただいて初めて原作を読んだのですが、少女マンガでもあり、本格的なミステリーでもあるというすごく異色なストーリーに加え、椿と七桜の関係の変化や展開の目まぐるしさに、何度も衝撃を受け一気に読み進めてしまいました!

 私が演じる七桜は、常に複雑で切ない思いと葛藤しながら椿と、そして和菓子と、向き合う女性です。亡き母への思い、和菓子への思い、そして椿への思い、たくさんの思いを重ねる七桜の気持ちを想像して誰よりも理解してあげられるよう寄り添いたいと思います。

 横浜さん演じる椿をはじめ、監督、スタッフ、キャストでどんな「私たちはどうかしている」のドラマの世界が出来上がるのか今からすごく楽しみです。私にとって、挑戦となるシーンもたくさんあるので、丁寧に、激しくそして豊かに作り上げていけたらなと思います。

 ◇横浜流星さんのコメント

 この度、老舗和菓子屋「光月庵」の一人息子・高月椿を演じることになりました。椿は、亡き父を尊敬していて父の言葉を信じ、光月庵を大切に思い、立て直そうと信念を貫き、奮闘するカッコいい男です。

 そんな椿を演じさせていただくことにプレッシャーを感じていますが、皆さんの期待に応えられるように、椿と向き合い、光月庵や和菓子に対する情熱や思い、孤独さや苦悩を繊細に演じられればと思います。

 父が亡くなったことがきっかけで生まれた七桜とのいびつな関係も物語の魅力的な部分だと思っています。“どうかしている”2人が行き着く先を、ハラハラドキドキしながら毎週楽しみにしていただけるとうれしいです。また、和菓子作りも始めました。繊細な作業で難しいですが、とても楽しいです。少しでも多くの方に和菓子の魅力も伝えることができればいいなと思っています。お楽しみに!!

 ◇安藤なつみさんのコメント

 自分のマンガ人生の中でドラマ化なんてことが起こるなんて信じられなくてずっとふわふわしています。 何があるか分からないものです。おまけに一視聴者として楽しんできた日テレさんの水曜10時! とても光栄です。浜辺美波さんと横浜流星くん、そして和菓子に着物と「美しい」しかない世界なのに話はドロドロな愛憎劇……そのギャップを楽しみたいです!! カラーで見られる数々の和菓子にも期待です!!!

 ◇鈴間広枝プロデューサーのコメント

 安藤先生の原作を読ませていただき、主人公2人の切ない恋と、たたみかけるように起こるドロッドロな展開に引き込まれ、ぜひドラマ化したいと思いました! 主人公の七桜は、可愛らしく可憐(かれん)な中にも、どんな逆境にも立ち向かうブレない強さを持っている女性。そんな七桜を、ものすごく可愛らしいのに、可愛いだけじゃない“凛(りん)とした芯の強さ”を持っていらっしゃる浜辺さんに演じていただけること、本当にうれしく思います。

 そして、一見クールなのに情熱や使命感にあふれ、不器用で可愛い一面も持つ椿には、その涼しげなルックスからは想像できないほど、お芝居に対して熱くて真摯(しんし)で、でも人懐っこい少年のような一面もお持ちの横浜さんしかいないと思い、 オファーさせていただきました。

 最強に美しいお二人が、美しくも過酷な和の世界をどんなふうに生き抜いていくのか? 皆様もぜひ、見届けていただけたらと思います。世界に誇れるクールジャパンな和の美しさを、最高のエンターテインメント作品としてお届けします! どうぞご期待ください!

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