武井咲:衣装の着物に不満? “神谷薫”演じてきた喜びも 「10年演じられてとても幸せ」

映画「るろうに剣心 最終章 The Final」の初日舞台あいさつに登場した武井咲さん
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映画「るろうに剣心 最終章 The Final」の初日舞台あいさつに登場した武井咲さん

 女優の武井咲さんが4月23日、東京都内で行われた映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(大友啓史監督)の初日舞台あいさつに登場した。武井さんは、「やっとこの日を迎えられて大変うれしく思っています」と公開初日を迎えた心境を吐露。また、同シリーズの初期から佐藤健さん演じる主人公・緋村剣心をそばで支える神谷薫役を演じた武井さんは「10年、薫を演じられてとても幸せに思っています」と感慨深い表情で語った。

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 舞台あいさつでは、同作の「妥協していない、こだわっている部分」についてトークを展開した。武井さんは、薫が着ていた着物についてのエピソードを吐露。「(薫の着物は)本来、お着物で仕立てるような素材ではなく、お洋服で着るような分厚い生地だったんです。お着物って、巻きつけて着るじゃないですか、だから衣装部さんたちに、汗だくになりながら着せてもらっていて……」と明かし、「たぶん『その素材がいい』と(衣装デザインの)澤田石(和寛)さんがおっしゃったんだと思うんですけど、着ている側からするととても苦しくて、あまり配慮がなかったかなと……(笑い)」と冗談めかしつつ苦笑い。ただ、続けて「(それぐらい)作品のために細部までこだわった、ということです!」とエピソードを話た真意を明かした。

 舞台あいさつには主演の佐藤健さん、新田真剣佑さん、青木崇高さん、蒼井優さん、江口洋介さん、大友監督も出席した。

 「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心が明治維新後、不殺(ころさず)を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた和月伸宏さんの人気マンガ。1994~1999年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化もされた。実写映画は、これまでに「るろうに剣心」「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」の3作が公開された。

 最終章は、剣心の“十字傷の謎”に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、志々雄真実を操っていた“シリーズ最恐の敵”雪代縁との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の二つの時代を通して描く。最終章「The Beginning」は6月4日に公開。

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