やくならマグカップも:岐阜県多治見市が「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に

「やくならマグカップも」の舞台の岐阜県多治見市
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「やくならマグカップも」の舞台の岐阜県多治見市

 岐阜県多治見市が舞台で、伝統工芸品・美濃焼がテーマのフリーコミックが原作のテレビアニメ「やくならマグカップも」が、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2022年版)」に選ばれたことが分かった。12月15日、東京都内で開催された発表会で発表された。

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 「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」は、KADOKAWAやJTBを中心に設立されたアニメツーリズム協会が主催。人気アニメ「ガンダム」シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督が会長を務める。ファンによる投票や同協会の調査によって、アニメの舞台となった“聖地”を選定することで、観光客誘致や地域活性化を図ることが目的。2017年8月第1回が発表された。2022年版は、「ラブライブ!スーパースター!!」の東京都渋谷区江東区、「スーパーカブ」の山梨県北杜市、「白い砂のアクアトープ」の沖縄県南城市など88カ所の聖地が選ばれた。

 原作のフリーコミックを発行している地元IT企業プラネットの小池和人会長は「10年以上にフリーペーパーをやってきて、日本アニメーションさんに出会って、本当にいい作品に仕上がっていると思います。シーズン2があと1回で終わります。多治見市の魅力を余すことなく描いています。本当に温かくて、毎回泣けます。まさかこんなところに登壇できるなんて、スタートした時はこれっぽっちも思っていなかったので、本当にうれしく思います。本当にありがとうございます」と語った。

 「やくならマグカップも」は、2010年に多治見市の有志や企業が集まり、プロジェクトが始動。2012年から地元IT企業のプラネットがフリーコミックを発行している。母の故郷・多治見市に引っ越してきた豊川姫乃が、母が伝説の陶芸家であったことを知り、陶芸の世界に引き込まれていく……というストーリー。前半15分がアニメ、後半15分が実写パートの2部構成で、実写パートに声優の田中さんらが出演し、多治見のさまざまなスポットを訪れ、魅力を紹介。テレビアニメ第1期が4~6月に放送された。第2期「やくならマグカップも 二番窯」がCBCテレビ、MBS、TOKYO MX、BS11、AT-Xで放送中。

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