人気ゲーム「アークナイツ -明日方舟-」が原作のテレビアニメ「アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】」(テレビ東京、テレビ大阪ほか)。映画のような視聴体験ができる“シネマティックアニメーション”による美しい映像、豪華声優陣の出演などが話題になっている。スラムの子供たちから慕われるミーシャの声優を務める松田颯水さんに、同作の魅力について聞いた。
ウナギノボリ
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台本をいただいた時にミーシャ役を演じることを知ったので、ゲームをプレーしたことがなかった自分は「1話限りのゲストキャラかな?」と思いながら台本を受け取ったことを覚えています。
浜辺でキャッキャする「アークナイツ」のCMをよく覚えていたので、あら?もしかしてこれはハードな物語では……!?となりました。訳も分からず追われ、世界の理不尽さに翻弄(ほんろう)される物語。ミーシャと同じように自分も全員初めましてのキャラクターばかりだったので、誰を信じていいのか、何を自分のモノサシにしたらいいのか悩みながら読ませていただきました。
戦わず普通に生きてきた女の子が、目まぐるしく変わる環境の中、何を信じればいいか悩み、どんな未来を選ぶのか。視聴者の皆様に、一つの答えを提示する役割を担っていると思っています。
収録時に、「ミーシャはどのように感情が変わっていくのか」を説明していただけたことが、すごくありがたかったです。さらに、どの順でどの方向にもっていけばいいか伺えたので、より自信をもって収録に臨めました。
休憩時間のお話になってしまうのですが、アーミヤ役の黒沢ともよちゃんと狭い通路ですれ違う時に両手を開いて通せんぼをされまして。そのまま直進してハグすることになったのですが、人生においてそのようなイベントが起きたのが初めてで、めちゃくちゃ照れた思い出です。
フランカさん、すごくすてきなキャラクター性ですよね! あえて言葉を選ばずに現実を突きつけてくれる立ち回りや、表現のセンスがすごく好きです。
命の先が見えている場合は「最後に一花咲かすか!」と道化師になると思います。殺伐とした戦場に遊興が増えたら記憶に残るじゃないですか? 手の届く範囲の大切な人たちが喜んでくれそうなことを毎日山ほどやって「戦場には道化師がいたんだよ……」と語り継がれるような人になりたいですね。
戦い慣れている人ばかりの世界で、ミーシャはとても非力です。そんな彼女がどんな選択をするのか、最後まで一緒に見届けてください。そしてその選択についてあなたがどう感じたのかをいつか聞かせていただけたらうれしいです。
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