ビートたけしさんの恋愛小説「アナログ」が映画化され、主演を二宮和也さん、ヒロイン役を波瑠さんが務めることが2月17日、明らかになった。たけしさんが70歳の時に初めて書き上げた恋愛小説で、「全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の『誰かを大切にする』という気持ちを書きたくなった」という作品。二宮さんと波瑠さんが共演するのは初めて。今秋公開される。
ウナギノボリ
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監督は、映画「ホテルビーナス」でデビューし、ドラマ「二つの祖国」や「鳩の撃退法」を手掛けたタカハタ秀太さん。二宮さんとタッグを組むのは二度目となる。脚本は、映画「あゝ、荒野 前編・後編」「宮本から君へ」を担当した港岳彦さんが務める。
映画は、手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟(二宮さん)が、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆき(波瑠さん)と出会うことから始まる。みゆきに惹(ひ)かれた悟は、意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯を持っていなかった。ふたりは週に一度、毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わし、ゆっくりと関係を深めていくが……と展開する。
二宮さんは「目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も“誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです」とコメント。
波瑠さんは「とても美しい物語に感動しました。今は会えなくても色々なことを共有できる世の中でとても便利なことですが、一緒にいることでこそ分かち合える喜びに鈍感になってしまったのかもと不安になります。誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。ぜひ、大切な人と観ていただけたらうれしいです」と語った。
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