ゆるゆり:スピンオフ「大室家」が劇場版アニメに 中編2作が2024年公開 “三姉妹”加藤英美里、斎藤千和、日高里菜出演

劇場版中編アニメ「大室家」のティザービジュアル(C)なもり・一迅社/「大室家」製作委員会
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劇場版中編アニメ「大室家」のティザービジュアル(C)なもり・一迅社/「大室家」製作委員会

 テレビアニメ化もされたなもりさんの人気マンガ「ゆるゆり」のスピンオフ「大室家(おおむろけ)」がアニメ化され、全2作の劇場版中編アニメとして2024年に公開されることが分かった。1作目「大室家 dear sisters」、2作目「大室家 dear friends」が公開される。「大室家」は「ゆるゆり」に登場する大室櫻子、大室撫子、大室花子の大室三姉妹の日常を描くホームコメディーで、アニメでは「ゆるゆり」に続き、次女・櫻子役の加藤英美里さん、長女・撫子役の斎藤千和さん、三女・花子役の日高里菜さんが出演する。

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 アニメは、龍輪直征さんが監督を務め、横谷昌宏さんがシリーズ構成・脚本、植田和幸さんがキャラクターデザイン、白戸佑輔さんが音楽を担当する。パッショーネ、スタジオリングスが制作する。大室三姉妹の日常を描いたティザービジュアル、特報も公開された。

 原作のなもりさんは「動いてしゃべる大室家三姉妹、高校生組、小学生組が見られるなんて夢のようです! 公開が楽しみ……。ぜひ劇場へ足を運んでいただけたらうれしいです!!」とコメントを寄せている。

 櫻子役の加藤さんは「これまでさまざまなコラボでも参加させていただいていた『大室家』ですが、ついにアニメ化! それも映画化!ということで第一報には本当にびっくりしました! 表情豊かな櫻子にまた会えることが本当に楽しみです。こうしてアニメ化の実現も、ファンの方々の声が届いたのだと実感しています。ありがとうございます! 一緒に『大室家!大室家!』と盛り上げていけたら幸いです!」と話している。

 撫子役の斎藤さんは「妹たちを見守る撫子の視点は、しばしば母親のようで、友達のようで、たまに妹のようで。姉妹っていいな、女子同士って楽しそうだな、とすごく羨ましくなる作品です。個人的に好きだったのは、撫子が花子に謝ることを促す『花子』という一言です。ただ一言、相手の名前を呼ぶだけ。それだけで気持ちが伝わるのって家族ならでは、ではないかな? そういった日常の小さなやりとりを大切に演じさせていただいたので、楽しんでいただけるとうれしいです」とコメント。

 花子役の日高さんは「大室家! まさかのまさかの劇場アニメーション化決定です! しかも2本も!? 『動いている花子様を見たい!』と言い続けてきましたが、大きなスクリーンで見られるなんて本当にビックリ。そしてとってもうれしいです! どんなお話になるのか、そして三姉妹がどんな表情をみせてくれるのか……ぜひ想像しながら楽しくお待ちください♪ そして劇場でお会いしましょうね!」とメッセージを送った。

 「ゆるゆり」は、「コミック百合姫」(一迅社)で連載中のマンガ。存在感の薄い主人公の少女・赤座あかりや、お調子ものでパワフルな歳納(としのう)京子ら女子中学生4人が、旧茶道部の部室を勝手に占拠して日々をのんびり過ごし、生徒会に目をつけられながらも、だらだらと日常を過ごす……というストーリー。テレビアニメ第1期が2011年7~9月、第2期が2012年7~9月、第3期が2015年10~12月に放送された。

 「大室家」は「コミック百合姫」で連載中。優秀な長女・撫子、残念な次女・櫻子、優秀な三女・花子の大室家三姉妹の日常が描かれている。コミックスが第6巻まで発売されており、累計発行部数は50万部以上。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督・コンテ:龍輪直征▽シリーズ構成・脚本:横谷昌宏▽キャラクターデザイン:植田和幸▽音楽:白戸佑輔▽音楽制作:ランティス▽アニメーション制作:パッショーネ×スタジオリングス

 ◇キャスト(敬称略)

 大室櫻子:加藤英美里▽大室撫子:斎藤千和▽大室花子:日高里菜

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