杏:「翔んで埼玉」続編で初の男性役 滋賀県人を導く美しい貴公子 片岡愛之助は冷酷な大阪府知事に

映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」に出演する(左上から時計回りに)GACKTさん、二階堂ふみさん、片岡愛之助さん、杏さん(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
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映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」に出演する(左上から時計回りに)GACKTさん、二階堂ふみさん、片岡愛之助さん、杏さん(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

 俳優のさん、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが、GACKTさんと二階堂ふみさんがダブル主演する映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」(武内英樹監督、11月23日公開)に出演することが8月8日、分かった。男性役に初挑戦する杏さんは、滋賀県人を導く美しい貴公子・桔梗魁(ききょう・かい)、愛之助さんは冷酷無慈悲な大阪府知事の嘉祥寺晃(かしょうじ・あきら)を演じる。併せて、キャラクター映像とポスターが公開された。

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 映画は、「パタリロ!」で知られる魔夜峰央さんが1982年に発表し、2015年に宝島社の「このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉」として復刻された同名マンガが原作。今作では、平穏な日常を手に入れた埼玉解放戦線が、さらなる自由と平和を求める中、東西を巻き込んだ壮絶な“ディスバトル”が繰り広げられる。

 杏さんが演じる桔梗魁は、関西圏でも存在する「通行手形制度」の撤廃を目指す滋賀解放戦線のリーダー。美しい容姿や立ち振る舞いから“滋賀のオスカル”と呼ばれている。

 愛之助さんが演じる嘉祥寺晃は、通行手形制度と謎の施設“甲子園”を用いて、関西圏を牛耳っている。日本全土の大阪化を狙い、大阪、京都、神戸以外の関西圏の県人たちをぞんざいに扱う。

 杏さんは「私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました」と言い「初めての男性役。耽美(たんび)な雰囲気や麗(GACKTさん)とのあやしげな距離感などは、演じていてとても楽しかったです」と語る。

 続けて「大阪の街並みのセットやGACKTさんと愛之助さんが並んだところは画力が強すぎて、一気に作品の中に引き込まれていきました。こんなに豪華なのに、起きていることはかなりバカバカしい。現場では何度も『これは何なんだ!』『どうかしている(褒め言葉)』と繰り返しながら撮影していました」と振り返った。

 愛之助さんは「生粋の大阪人なので、大阪府知事の役をいただいて大変恐縮でございます。衣装に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました。役者人生の中で3本の指に入る名作になったと思います」とコメントした。

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