ゲゲゲの鬼太郎:劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」 「初めて明かされる、鬼太郎の父たちの物語」 予告、最終版ポスター公開

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の最終版ポスター(c)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会
1 / 2
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の最終版ポスター(c)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会

  故・水木しげるさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の予告編、最終版ポスターが公開された。最終版ポスターは荒れ果てた家屋の前でたたずむ鬼太郎、現代の目玉おやじが描かれ、背後のガラス窓には、かつての目玉おやじと水木が映り込んだビジュアルとなっている。

ウナギノボリ

 予告編は、座り込む鬼太郎の警告から始まり、舞台は昭和31年、哭倉村(なぐらむら)となることが明かされる。鬼太郎の父は、行方不明になった妻を探して哭倉村にやってくる。水木は血液銀行に勤めるサラリーマンで、日本の政財界を裏で操る龍賀一族が経営する龍賀製薬を担当していた。当主の死去に伴い、密命を背負って村に向かうことになった水木は、鬼太郎の父であるかつての目玉おやじと出会う。めったによそ者の出入りがない村で、人々から向けられる冷ややかな視線に不安を感じ始めたころ、一族の中で殺人事件が起きる。禍々しい鳥居、謎の薬瓶、白い顔に黒い歯の男、不気味な老人、妖怪たち、「初めて明かされる、鬼太郎の父たちの物語」というキャッチコピーが映し出される。

 メインキャラクターを演じる14人の豪華声優陣も発表され、関俊彦さんが“かつての目玉おやじ”、木内秀信さんが水木をそれぞれ演じることが分かった。

 白鳥哲さんが龍賀一族の当主・龍賀時貞、飛田展男さんが長男の時磨、中井和哉さんが次男の孝三、沢海陽子さんが長女の乙米、皆口裕子さんが次女の丙江、釘宮理恵さんが三女の長田庚子、山路和弘さんが乙米の夫・克典、種崎敦美さんが乙米と克典の娘・沙代、石田彰さんが庚子の夫で哭倉村の村長・長田幻治、小林由美子さんが庚子と幻治の息子・時弥を演じる。鬼太郎の謎を追う記者・山田役の松風雅也さん、ねこ娘役の庄司宇芽香さんも出演する。

 「ゲゲゲの鬼太郎」は、主人公の鬼太郎が、ねずみ男、砂かけばばあら個性的な仲間の妖怪たちとさまざまな事件に立ち向かうマンガ。1968~69年にテレビアニメ第1期が放送され、以後半世紀以上にわたって愛され続けている。第6期は2007~09年に放送された第5期以来、約9年ぶりの新作で、フジテレビほかで2018年4月~2020年3月に放送された。ブラック企業、SNS依存、移民問題などが描かれたことが話題になったほか、モデル体形の美女となったねこ娘も人気を集めた。

 「ゲゲゲの鬼太郎」の劇場版が公開されるのは、テレビアニメ第5期の劇場版として2008年12月に公開された「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」以来、約15年ぶりで、水木さんの生誕100周年を記念して公開されることになった。鬼太郎の誕生、目玉おやじの隠された謎に迫る内容になるという。

 「デジモンユニバース アプリモンスターズ」や「ゲゲゲの鬼太郎」第5期の劇場版「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」などを手がけた古賀豪さんが監督を務め、「マクロスF」「ワールドトリガー」などの吉野弘幸さんが脚本、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で副監督を務めた谷田部さんがキャラクターデザインを担当する。

 第6期の鬼太郎役の沢城みゆきさん、目玉おやじ役の野沢雅子さん、ねずみ男役の古川登志夫さんが声優として出演する。11月17日に公開される。

写真を見る全 2 枚

アニメ 最新記事