鬼滅の刃:小西克幸 宇髄天元の“着流し”新ビジュアルを熱烈アピール 「柱稽古編」アフレコ語る

「鬼滅の刃」の「柱セレクション特別上映会」に登場した小西克幸さん(左)と高橋祐馬プロデューサー(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「鬼滅の刃」の「柱セレクション特別上映会」に登場した小西克幸さん(左)と高橋祐馬プロデューサー(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」のイベント「柱セレクション特別上映会」がTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で12月10日、開催され、音柱・宇髄天元役の小西克幸さん、同作を手掛けるアニプレックスの高橋祐馬プロデューサーが登場した。イベント中に「鬼滅の刃」の新PV「プロモーションリール2024」がスクリーンで公開され、新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編」の新情報が明らかになった。小西さんが「柱稽古編」への思いやアフレコの様子を語った。

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 「プロモーションリール2024」では、「柱稽古編」が2024年春からフジテレビ系で放送されることが発表された。第1話は1時間スペシャルとして放送される。「柱稽古編」の放送に先駆け、劇場上映企画「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」が2024年2月2日から実施されることも発表された。

 「プロモーションリール2024」を見た小西さんは「すごかったです! あのアニメーションを毎年作るのは大変だと思うんですが、毎年クオリティーを上げながら我々に届けてくれるのが非常にうれしいですね」とコメント。映像には、着流し姿の宇髄の新たな姿も映し出されており、「感謝しかないです。(宇髄は)フォルムを変えて映っていましたね、着流しなんですね、いいですねー!」と喜びを語った。

 主人公・竈門炭治郎、禰豆子、柱が描かれたワールドツアー上映のビジュアルも公開され、小西さんは「これほしいです、ポスターほしいです。めちゃくちゃ格好いいです! 僕も入っている!(笑い)」と興奮を隠せない様子。「柱稽古編」のアフレコは既に始まっているといい、「『柱稽古編』ということで若い隊士たちにけいこをつけるんですけど、ずっと受け継いできた魂を若い子に届けたいなというのと、引退したからこそ伝えたいものもあり、最初からトップギアで演じさせていただきました。皆さん楽しみにしていてください」と呼びかけた。

 上映会では、「鬼滅の刃」の柱が登場するエピソードをピックアップして上映。宇髄と上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)との壮絶なバトルシーンが描かれた「遊郭編」の第11話「絶対諦めない」も含まれ、収録当時について小西さんは「あっという間に駆け抜けた感があって。自分の心の炎が燃え続けたまま収録を乗り越えられたので、自分にとってはものすごい濃い時間でしたね」と振り返った。

 「無限列車編」から「遊郭編」では、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の思いを継いだ炭治郎、「遊郭編」から「刀鍛冶の里編」では、宇髄たちとの共闘を経て成長した炭治郎が描かれていた。小西さんは「『無限列車編』は煉獄さんに柱らしく指示されていて、自分は全く猗窩座(あかざ)を前にして動けなかったのが、『刀鍛冶の里編』は炭治郎が先人を切って自分から戦っていて成長していて。あれは客観的に見ていてすごいうれしかったですね」と語った。

 今回上映された「刀鍛冶の里編」の第8話「無一郎の無」について、同じ柱である時透無一郎(ときとう・むいちろう)や甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)の活躍を聞かれると、小西さんは「無一郎しんどいですね。今回の話で昔のエピソードも出てきて。お兄ちゃんの気持ちも分かるし、それを直接聞いてしまう無一郎の気持ちも分かるし、すごい泣いちゃいましたね。最後は一人の剣士として両の足で立って、弱い者の助けとなり、とてもすてきだなと思いました。蜜璃ちゃんは可愛いですしね。いつ来るのかと思っていたら最後に来てくれてよかったですね(笑い)」と話していた。

 最後に小西さんは「皆さん、お忙しい中、ありがとうございました。『プロモーションリール2024』、見られましたね。僕もテンションが上がりました。ずっと応援していただいて作り上げてきたアニメ『鬼滅の刃』は来年も『柱稽古編』や『ワールドツアー上映』などいろいろなことがあります。その輪がもっと広がっていけるように僕も全力で頑張っていきますので、今後ともアニメ『鬼滅の刃』を応援していただけるとうれしいです」と思いを語った。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの累計発行部数は1億5000万部以上。

 テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月、「刀鍛冶の里編」が今年4~6月に放送された。

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