樋口幸平:「ドンブラザーズ」経て“人生激変”の一年 「作品一つで景色が変わった」 締めくくりは“ラブホドラマ”第3弾

12月28日深夜放送「キューピッドがいるラブホテル」第3弾の一場面=テレビ朝日提供
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12月28日深夜放送「キューピッドがいるラブホテル」第3弾の一場面=テレビ朝日提供

 現在アジア圏で人気急上昇中の俳優、樋口幸平さん(23)。昨年度のスーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主演を務めたことでも知られる樋口さんは、今年8~10月放送の人気BLマンガを題材したドラマ「体感予報」(MBS系)でアジア圏でのファンが急増。中国の雑誌の表紙も飾ったほか、上海でファンミーティングも開催した。そんな今年の締めくくりとなる作品は、主演を務めるドラマ「キューピッドがいるラブホテル」(テレビ朝日、関東ローカル)第3弾。12月28日深夜(29日午前)に放送される今作の見どころと共に、今年1年の活動についてと来年の目標を聞いた。

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 ◇ラブホテルのキューピッド役、「品格」「人間臭さ」大切に

 「キューピッドがいるラブホテル」は、テレビ朝日全社員を対象にした企画オーディションバトル番組「お願い!ランキングpresentsそだてれび」(月~木曜深夜0時45分、関東ローカル)発のドラマ。入社2年目の宣伝部・増田晶子さんの作品で、今年5月に放送されると、局内審査と視聴者投票で1位となり、9月に第2弾が放送。そこでも1位に選ばれ、今回、28日深夜0時半~同1時の枠で第3弾が放送される。

 「『ドンブラザーズ』が終わり、一番最初に出演させていただいたドラマ。思い入れも強いので、第3弾が決まったときはとてもうれしかったです! 増田さんを始めスタッフの皆様、投票してくれた視聴者の皆様のおかげです」と樋口さんは喜ぶ。

 ドラマは、恋心を消すことも、芽生えさせることもできる「キューピッド」がいるとうわさのラブホテルを舞台にしたラブストーリーで、樋口さんは第1弾からキューピッド役で出演している。演じる上で意識しているのは「品格」と時折出る「人間臭さ」。

 「キューピッドは神様なので品は大切にしたいと思いました。ちょっとした仕草でも雑にはしたくなかったので、動作や目線一つ気を付けながら演じました。ただ僕が演じるキューピッドは、たまに『愚か』という言葉を吐くのですが、そのにじみ出る人間臭さも第1弾の頃から大切にしてきました」

 ◇“特撮俳優”ずらりの第3弾

 ドラマが放送されると話題になったのは、樋口さんの「色気」。視聴者からは「色気半端ない」「ドキドキしちゃう」といった声が多数寄せられているが、樋口さんは「色気を出そう!と意識はしなかったです」と話す。

 「ただ、より美しく見える“顔の角度”は意識しました。自分の表情が映える角度はなんとなく浮かんでいたので、カメラの撮影向きもですし、照明の当て方とかも、狙っていただきました」

 前髪を下ろした黒のタートルネック姿も好評だが、これは増田さんのアイデアだったという。

 「キューピッドはガッチリした体形のイメージはないので、スラッとして見えるし、品の良さも出る黒のタートルネックはバッチリだったと思います!」

 第3弾は、キューピッドの「人間臭さ」が際立つ話になるといい「キューピッドの過去が明かされますし、これまで冷静に振る舞っていたキューピッドのあたふたする姿が見られます」とアピールする。

 また第3弾には、樋口さんと同じく“特撮”経験のある俳優が出演。「仮面ライダージオウ」の押田岳さん、「仮面ライダーギーツ」の志田音々さんが、ラブホテルを訪れる恋人役で登場する。

 「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」と「仮面ライダーギーツ」は撮影期間が被っていたため、志田さんとは以前から交流があったといい「今回も撮影現場ではよくお話しましたし、共演シーンでは演技のディスカッションも重ねました」と楽しそうに振り返っていた。

 ◇来年の目標は「たくさんの役に触れること」

 今年1年の活動を振り返ってもらうと「作品一つで景色が変わった。自信もつきました」と話す。

 「3月に『ドンブラザーズ』が無事終わりました。その後、さまざまな作品に出会うことができましたが、『体感予報』に出会えたことは大きかったです。この作品を通じてアジア圏の方にも僕の存在を知っていただけましたし、12月のファンミーティング開催にもつながりました。中国の雑誌からの取材が増え、表紙を飾ることもできました。この1年で思ってもいなかったことがたくさんあって、仕事に対する意欲も変わりましたし、もっともっと皆さんに応援してもらえるよう頑張っていきたいと思う一年になりました!」

 充実の一年を終えて、2024年へ。来年の目標は「たくさんの役に触れることです」と力を込める。

 「2023年があくまでスタートだと思っているので、いろいろな役にもっともっと触れて、前に進んでいきたいと思っています。 ファンの皆さん! いろいろな役の僕を見られるように頑張りますので、楽しみに待っていてください!」

 アジア圏のファンに向けても「今年以上に皆さんと会える機会を作っていきたいと思っています! これからも応援よろしくお願いします!」とメッセージを送った。

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