虎に翼:戦災孤児の道男少年の“正体” 18歳の和田庵 3年前は尾野真千子と母子役、新人賞“3冠”の実力派

和田庵さん
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和田庵さん

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第56回が、6月17日に放送され、戦災孤児の道男役で俳優の和田庵(わだ・いおり)さんが登場した。

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 和田さんは2005年8月22日生まれ、東京都出身の18歳。8歳で芸能活動をスタートさせ、映画「ミックス。」(2017年)で俳優デビュー。連続ドラマ「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系、2018年)などにも出演してきた。

 「舟を編む」(2013年)や「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(2017年)で知られる石井裕也監督がメガホンをとった2021年の映画「茜色に焼かれる」では、主演の尾野真千子さんの息子役に抜てき。同作での演技で「第95回キネマ旬報ベスト・テン」で新人男優賞、「第76回毎日映画コンクール」でスポニチグランプリ新人賞、「第35回高崎映画祭」で最優秀新人俳優賞を受賞した“実力派”だ。

 「虎に翼」で演じる道男は、生きていくために犯罪に手を染めている戦災孤児。「轟法律事務所」に出入りし、寅子(伊藤さん)ともそこで出会う。

 第56回では、昭和24(1949)年1月、ついに家庭裁判所が発足。多岐川(滝藤賢一さん)は寅子たちに家裁の「五つの性格」について聞かせる。

 設立記念のパーティーの後、寅子は最高裁長官の星朋彦(平田満さん)から新たな辞令を受ける。これまでの仕事に加え、東京家庭裁判所判事補を兼務することになった寅子。念願の「裁判官」として、寅子の新しい仕事が始まる……と展開した。

 「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。

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