高さ約18メートルの動く実物大ガンダムを設置している横浜・山下ふ頭のGUNDAM FACTORY YOKOHAMA(GFY)が3月31日をもって営業終了することを受けて、同日にイベント「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA GRAND FINALE ~To the New Stage~」が開催された。イベントには、“ガンダムの生みの親”の富野由悠季監督や開発者が登場し、“最後の起動実験”や約1000機のドローンによるオリジナルドローンアートショーが行われた。ドローンアートショーでは、ドローンが「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のキャラクターやMS(モビルスーツ)を夜空に描いた。
ウナギノボリ
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アートショーは約1000機のドローンが夜空を舞い、「機動戦士ガンダム」の名場面・ラストシューティングに加え、アムロ、シャア。ガンダム、シャアザクを表現した。「水星の魔女」のオープニングテーマ「祝福」が流れると、スレッタ、ミオリネ、ガンダム・エアリアルが現れ、「SEED」シリーズの劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の主題歌「FREEDOM」が流れると、キラ、ラクス、フリーダムガンダムを夜空に描き、花火の演出も加わり、派手なフィナーレを迎えた。
実物大ガンダムを動かすプロジェクトは、2014年に「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」として始動。ガンダムが人類とスペースノイドの戦いをくぐり抜け、機体は失われたと言われていたが、山下ふ頭近郊でパーツが大量に発見され、エンジニアたちが研究、分析、再構築した……という設定。実現可能性、安全性、デザインなどを考慮して、研究者、エンジニアなどが検証、設計した。腕や脚が可動し、歩行しているかのような動き、両腕を上げるポーズ、腰をわずかにかがめ、少し上を向く発進ポーズ、名シーンのラストシューティングをイメージして右腕を上げるポーズなどが可能。
GFYは、2020年12月19日にオープンし、2022年3月に終了予定だったが、継続を望む声も多く、公開期間は2度延長された。約3年3カ月で約175万人が来場した。同施設と動く実物大ガンダムは解体され、今後の展開などは未定。
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