俳優の山下智久さんが主演する連続ドラマ「アルジャーノンに花束を」(TBS系)が30日、オールアップ(全撮影終了)を迎え、脚本を監修した野島伸司さんが、ロケ現場に駆けつけた。オールアップを前に取材に応じた野島さんは、今回の山下さんの演技について「表現者として、唯一無二感のある、浄化作用を持つ、なかなか見ないタイプの役者だなって評価している」とその実力に太鼓判を押した。
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また「芝居がうまい人はいままで何人も見てきた」という野島さんは、「いわゆる憑依(ひょうい)体質。僕は“B型系の役者”と言っているんですけど、いしだ壱成君や窪田正孝君みたいなタイプ。でも山下くんの芝居のアプローチは、テクニカルな部分を含めて、表情、笑い方、声のトーン、姿勢と技術的に限りなく役に寄せているという点で、その種類の役者とは全く違う、限界的な努力をしてたどり着いているものと感じてる」と評した。さらに「見る人に不快な思いをさせたくないって、ギリギリのラインで模索しながら、ことさらオーバーアクションもせず、純粋さが見えるように演じてくれた結果、思わぬ浄化作用、癒やし効果がこのドラマには出た」と出来に満足そうだった。
ドラマは、昨年死去した米作家ダニエル・キイスさんのベストセラー小説が原作。手術によって天才的な知能を手に入れた青年の愛や憎しみ、喜びと孤独を描く。山下さんは、年齢は28歳だが知能は6歳児並みという知的障害があり、知的能力を向上させるため脳外科手術を受ける主人公の青年・白鳥咲人を演じている。最後の撮影は夕日をバックにしたシーンで、スタッフが「クランクアップしました!」と叫ぶと、山下さんは大きく両手を天に向けて突き上げ、体全体で喜びを表現。そんな山下さんに野島さんから花束が贈られた。「アルジャーノンに花束を」は、毎週金曜午後10時に放送。
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