呪術廻戦 死滅回游 前編
呪術廻戦「死滅回游 前編」閑話
2月19日(木)放送分
“人形アニメーションの父”と呼ばれるアニメーション監督・持永只仁さんの日中をまたいだ激浪の生涯と、残された“未完のシナリオ”を巡る人々の姿を描くWOWOWのドキュメンタリー番組「ノンフィクションW 人形アニメーションの父・持永只仁の約束~未完のシナリオが繋ぐ日本と中国~」が8月1日にWOWOWプライムで放送される。27日には東京都内で完成試写会が開かれ、持永さんの愛弟子で、テレビシリーズ「コメットさん」(1967年)やテレビCMの「コンタック」「ドコモダケ」「液キャベ」などで人形アニメーションを手がけてきた真賀里(まがり)文子さんが出席し、「よくぞ完成させてくれた。本当にうれしい」と感激の言葉を並べ、感謝した。
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持永さんは「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」(1964年)、「ちびくろさんぼのとらたいじ」(56年)といった名作を次々と生み出し、アニメーション作家の川本喜八郎さんや高畑勲さん、映画監督のティム・バートンさんらにも多大な影響を与えた。1919年生まれで、旧満州(現中国東北部)で終戦を迎えた持永さんは戦後、中国でアニメーション制作会社設立に協力し、中国人アニメーション監督の特偉さんと新作「二つの太陽」を共同制作する約束をするが、文化大革命や商業主義の台頭、資金繰りなどの問題で頓挫。未完のまま持永さんは99年、特偉さんは2010年に死去する。
番組では、そんな持永さんの激動の半生とともに、このほど発見された持永が書いた「二つの太陽」のシナリオを巡って、真賀里さんが師の教えを自身の教え子たちに継承しようと熱弁をふるう姿や、中国・上海戯劇学院で特偉版「二つの太陽」の制作が進む様子、そして持永さんの遺志を受け継ぐ日中両者の出会いも描いていく。
真賀里さんは「私は“持永脳”と言っているが、持永さんの頭の中には技術的なことと芸術的なことがいつも一緒にあって、それが非常に的確だった。おかげで私は何にも考えないで持永さんが考えたことでずっとやってきてます」と偉大さを説明。「カット割もカメラが動いてますし、映画ですよね。スタッフに映画の人が多く、映画畑からそうそうたる人も来ていた。持永さんのとらえ方はアニメーションというのは映画。(カメラが)動きたいし、寄りたいし、引きたいし、というのがすごくきっちりとあった。アニメーションも映画なんですよ」と熱く語った。
また、自身の「くるみ割り人形」以降、日本では長編人形アニメーションが作られていない現状について、「悲しいですよね。文楽があって、人形に関する文化がある国なので」と嘆きつつ、「今は“見巧者”がいなくなった。映像というのは見てくれて初めて成立するが、“ハートがやせてる人”には届かない。そういうものを見巧者が見てくれて、育ててくれれば、今でも立体アニメーションはすごく良いと思う」と思いを語り、「二つの太陽」の進行状況については「具体的にはこれから。お金を出してくれる人いないですか?」と笑わせていた。
WOWOWでは終戦70年特別企画として3番組をラインアップ。「ノンフィクションW 人形アニメーションの父・持永只仁の約束~未完のシナリオが繋ぐ日本と中国~」は8月1日午後1時から放送予定で、女優の桜庭ななみさんがナレーションを担当している。また、8月8日には「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ ~カラーフィルムに残された復興への祈り~」、同15日には「いま甦る幻の映画『ひろしま』~受け継がれていく映画人の想い~」をそれぞれ午後1時からWOWOWプライムで放送する。
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