「秒速5センチメートル」(2007年)や「言の葉の庭」(13年)などで知られる新海誠監督の最新作「君の名は。」が東宝の配給で2016年8月に公開されることになり、10日、東京都内で会見が開かれた。ポスト宮崎駿監督、ポスト細田守監督として新海監督に白羽の矢が立てられた形で、「君の名は。」は東宝が2016年の“夏アニメ”として力を入れていく全国公開の長編アニメ作となる。会見で新海監督は「分不相応な大きな舞台を東宝さんに用意してもらった。プレッシャーはもちろんあるけれども、2016年を代表するアニメになるんだと思って頑張って作っている。劇場で見て本当に幸せな気持ちを持って帰ってもらえる作品になる」と自信を見せた。
ウナギノボリ
ついにクライマックス!「不適切にもほどがある!」
今作で声優を務める神木隆之介さんは新海監督の作品のファンだといい、「新海監督の作品がすごく大好きで、そんな大好きな監督の作品にたずさわれて幸せなことだなと思うと同時にプレッシャーもある」と語った。また同じく声優を務める上白石萌音さんはオーディションでこの役を勝ち取ったといい、「こんな素晴らしい監督やスタッフに願いをかなえていただいたことがうれしい。まだ気が早いけれど公開が待ち遠しい」と出演できる喜びを語った。
新海監督の3年ぶりの新作となる劇場版アニメ「君の名は。」は、山深い田舎街に暮らす女子高生・三葉(上白石さん)は東京で暮らす男子高生の瀧(神木さん)を夢で見る。世界の違う2人の隔たりとつながりから生まれるすれ違いの物語を、映像美と圧倒的なスケールで描き出す。キャラクターデザインは「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」(11年)や「心が叫びたがっているんだ。」(15年)で知られるアニメーターの田中将賀さん、作画監督は「もののけ姫」(1997年)や「千と千尋の神隠し」(01年)、「思い出のマーニー」(14年)などを手がけた安藤雅司さんが務める。2016年8月に全国で公開予定。
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