30日に結婚を発表した歌舞伎俳優の片岡愛之助さんと女優の藤原紀香さんが31日、東京都内のホテルで記者会見を行った。約200人の報道陣が詰め掛ける中、愛之助さんは紋付きはかま、藤原さんはピンクと紫の着物姿で金びょうぶの前に登場し、愛之助さんは「最高に幸せです」とにっこり。藤原さんも「幸せです」と満面の笑みを見せた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
2人の出会いは5年前、愛之助さんが藤原さん主演のミュージカル「マルグリット」を観劇し、その後の赤十字のボランティアで、さらに数年後、藤原さんが愛之助さんの公演を見に来た際に再会。愛之助さんは「お食事に行くようになったり、お芝居の話をしたり、友達としてわいわい。よい役者仲間という思いでお付き合いさせていただいた」と説明。当初は結婚するつもりはなかったが、(事務所から)「お付き合いしていないなら会うのやめてくれ」と言われ、正式に交際することになったという。
藤原さんは「まわりへの気遣いや、男性としての強さと頼りがいがある。仕事に対する姿勢やプロフェッショナルな姿勢、尊敬の思いが愛情に変わって彼にひかれていたが、同じ世界の人同士がうまくいかないという思いがあって抑えていた。友達と言い聞かせていた」と明かしたが、「会わないでねと事務所に言われたときにに、会えないのかと心に穴があいた感じになって。(愛之助さんから)お話があると言われうれしかった」と涙ぐむ一幕も。愛之助さんは「(交際を報じた)マスコミに感謝です」と語った。
プロポーズについて聞かれると、愛之助さんは「やはりその質問が来ましたか。よくよく考えたら正式にプロポーズしてないのかな? 自然とそういう流れになった。新婚旅行に行ったときにロマンチックな流れになったらしたいと思います」と語り、藤原さんも「正直いつかいつかと思っていました。昨日の夜かなとか思っていたのにやっぱり無くて(笑い)。今、新婚旅行のときと聞いて、そうなんだって分かりました」と苦笑い。愛之助さんは「特別な時に残しておきたい。サプライズにしたいと思います」と語っていた。
左手薬指の指輪は、愛之助さんが3月に藤原さんの実家にあいさつに訪れた際に渡されたものだといい、藤原さんは「とてもうれしかった。カジュアルにはつけられないので、今日初めてつけてきた」と笑顔。愛之助さんは「知人の宝石屋さんに頼んで、自分がデザインした。皆さんが知るような場所ではありません。中身のダイヤだけで3カラット。彼女に似合うようにあまり派手になりすぎないように。円形のものがいいのかと(デザインした)」と明かしていた。
また、梨園の妻となる藤原さんは「嫁ぎながらお仕事を続けるのは生半可なことではない。諸先輩や奥様たちに話をうかがっていまして、できるだけ楽しんで前向きにやっていければ」と抱負を語り、「仕事は続けますが、一番大事なのは夫の仕事。藤原紀香の芸能活動は許される範囲なので頑張りたい。人として妻として女優として、努力したい」と意気込みを語っていた。
愛之助さんと藤原さんは昨年交際を報じられ、その後の同年8月にそれぞれのブログで交際を宣言。婚前旅行なども一部で報じられ、結婚間近と見られていたが、大安となった30日に婚姻届を提出した。藤原さんは2007年にお笑い芸人の陣内智則さんと結婚、09年に離婚しており、再婚となる。