真田丸:特別展が29日開幕 信繁着用の兜や草刈正雄の音声ナビも

真田信繁が所有していたと伝えられている頭形兜
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真田信繁が所有していたと伝えられている頭形兜

 NHK大河ドラマ「真田丸」の特別展が29日、江戸東京博物館(東京都墨田区)で開幕する。ドラマは、真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁の生涯を堺雅人さん主演で描いており、特別展では信繁所有の兜(かぶと)として伝えられている「頭形兜(ずなりかぶと)」などの武具のほか、真田家にまつわる古文書、絵巻、屏風(びょうぶ)など重要文化財4点を含む144点を展示し、会場の音声ナビゲーターは、信繁の父・昌幸を演じている俳優の草刈正雄さんが務める。

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 特別展はプロローグとエピローグのほか、第1章の「武田と真田」から「上田合戦から小田原合戦」「関ケ原合戦と真田」「真田家と桃山文化」「大坂冬の陣・夏の陣」と第5章まで、時代に沿いながら、江戸時代のものとされる「川中島合戦図屏風」「長篠合戦図屏風」や重要文化財「関ケ原合戦図屏風」、信繁の兄・信之の正室・小松姫遺愛の工芸品などを展示する。入口には左官の挾土秀平(はさど・しゅうへい)さんが書いた題字が飾られる。

 開会式が28日現地で行われ、ドラマで信繁を慕う地侍の堀田作兵衛を演じている俳優の藤本隆宏さんと、歴史好きのアイドル「歴ドル」の小日向えりさんが出席。藤本さんは特別展について「大坂夏の陣までがストーリーになっていて、とても分かりやすい。古文書など勉強になりました」と笑顔を見せ、小日向さんは「個人が所有されている品や、信繁が着用していたという兜や甲冑(かっちゅう)など全国からお宝が集まるなんてすごいこと」と興奮気味に話した。

 「真田丸」は、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿が描かれている。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組!」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけ、長澤まさみさんや大泉洋さん、草刈さんらが出演している。

 特別展は6月19日まで。開館時間は午前9時半から午後5時半(土曜は午後7時半)まで。毎週月曜休館。ただし、5月2日と同16日は開館する。料金は、一般1350円、大学生と専門学校生1080円、高校生と65歳以上が680円。会期中に展示品の入れ替えを行う予定。

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