NHK大河ドラマ「真田丸」で真田昌幸を演じる俳優の草刈正雄さんが29日、幕張メッセ（千葉市美浜区）で開幕中のインターネット動画配信サイト「ニコニコ動画」（ニコ動）の大規模イベント「ニコニコ超会議2016」の「超・真田丸」ブースに登場した。草刈さんは甲冑（かっちゅう）姿で「大ばくちの始まりじゃぁ！」と名ぜりふを披露しながら“降臨”。ブースには約300人にもおよぶファンが集まり、草刈さんが登場すると、悲鳴のような歓声が上がった。草刈さんはファンを前に「えらいことになった！」とまたまた名ぜりふを披露しながら驚いていた。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　草刈さんは、昌幸のトレードマークである毛皮について「（自身も出演したNHK時代劇）『真田太平記』の丹波哲郎さんの昌幸のイメージが強く、新しい昌幸を演じられるかを考えていた。美術の人が（毛皮の）コートを作ってきて、このコートの印象が強く、新しい昌幸が演じられる予感がした」と語った。また、好きなセリフについて「いろいろありますね。『大ばくちの始まりじゃぁ！』が印象的。西村（雅彦）君の（演じる室賀正武の）『黙れこわっぱ！』も印象的ですね」と話していた。

　「超・真田丸」ブースでは、草刈さんのほか、29日には後藤又兵衛役の哀川翔さん、小山田茂誠役の高木渉さん、30日は石田三成役の山本耕史さん、豊臣秀頼役の中川大志さん、福島正則役の深水元基さんのトークショーを開催。左官の挾土秀平（はさど・しゅうへい）さんが巨大土壁に描いた題字や戦国武将の甲冑（かっちゅう）なども展示している。「真田丸」は、堺雅人さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁を演じ、戦国時代に信州の小さな領主の下に生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿が描かれている。放送はNHK総合で毎週日曜午後8時ほか。

　「ニコニコ超会議」はニコ動の大規模イベントで、「ニコニコのすべて（だいたい）を地上に再現する」をコンセプトに、音楽やアニメ、ゲーム、政治、スポーツなどさまざまなジャンルを網羅。催しは動画で中継される。12年に第1回が開催され、前回の「超会議2015」は2日間で約15万1000人が来場した。30日まで。