高畑裕太容疑者:母・高畑淳子が涙で謝罪会見 「大変なことをしてしまいました」

長男・高畑裕太容疑者の逮捕を受けて謝罪会見を開いた高畑淳子さん
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長男・高畑裕太容疑者の逮捕を受けて謝罪会見を開いた高畑淳子さん

 強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者の母で女優の高畑淳子さんが26日、東京都内のホテルで謝罪会見を行った。会見の冒頭、高畑さんは「この度は大変なご迷惑をおかけいたしました。大変なことをしてしまいました。本当に申し訳ありません。心よりおわび申し上げます」と深々と頭を下げ、時折涙を見せながら謝罪し、高畑容疑者との接見の様子などを明かした。

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 報道陣300人が詰めかけ、ムービーカメラ27台が並ぶ中、無数のフラッシュを浴びながら会見場に入った高畑さんは深々と一礼。マイクの前に立ち、約1時間にわたって報道陣の質問に答えた。

 冒頭のあいさつで高畑さんは「被害に遭われた女性の方、息子がお受けしていたお仕事へのキャンセル、撮り直し、どんなに言葉を重ねても、おわびの言葉が見つかりません。昨日やっと、15分ではありますが、本人に会えましたし、前日に弁護士さんにも会えましたので、今、お答えできる限りのことを皆様にと思い、このような場を設けさせていただきました。本当に申し訳ございません」と再び頭を下げた。

 群馬県警前橋署で接見した裕太容疑者の様子については、「何度も泣いたのか目がはれ上がってとにかく震えて泣いている感じでした」「ただ、泣いて、すいません、すいませんを繰り返すばかりで、かけた言葉は覚えていませんが、『ちゃんと自分のしたことを、分かっているよね』と言ったら、『申し訳ない。申し訳ない』しかなかったと記憶している」と説明。「いろいろな方にご迷惑をかけている状態、お仕事が大変なことになって、そのリカバリーにどれだけの方がどれだけのことをしているか」ということを報告したという。

 その上で「大変なことをしてしまったねということと、本当に一生かけて謝らなければいけないねということ」を伝えたといい、「社長と私と姉の3人で会いましたので、こういうことは不謹慎で言ってはいけないんでしょうけれど、私はどんなことがあってもお母さんだからと、姉はどんなことがあっても裕太のお姉ちゃんだからと、その三つだけを言ったように記憶しています。申し訳ありません。そんなこと……」と涙を見せながら語った。

 高畑容疑者は、23日に前橋市内のビジネスホテルの客室内で、40代の女性従業員の手足を押さえつけて性的暴行を加え、右手首打撲などの軽傷を負わせたとして、同日、逮捕されていた。高畑容疑者は、淳子さんの長男で、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」や現在放送中のTBS「日曜劇場」枠の連続ドラマ「仰げば尊し」などに出演していた。

 高畑容疑者の逮捕を受け、出演予定だった日本テレビ系「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(27~28日)のスペシャルドラマ「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」が、人気グループ「NEWS」の小山慶一郎さんを代役に撮り直しとなったほか、「24時間テレビ39」の番組パーソナリティーを務めることも決定していたが、日本テレビは今後、高畑容疑者の番組出演は当面見送ると発表。

 フジテレビでもドラマ「となりの新選組」(木曜午後9時54分)の25日の放送回を差し替え。テレビ東京も深夜ドラマ「侠飯~おとこめし~」(金曜深夜0時12分)で今後の出演シーンを一部撮り直して対応することを発表している。

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