女優の木村佳乃さんが、映像配信サービス「Netflix (ネットフリックス)」で配信中の英ドラマ「ザ・クラウン」のジャパン・アンバサダーに就任した。自身もロンドン生まれで「親近感がある」と語るイギリスの魅力や、作品を見て共感した思いなどを聞いた。
ウナギノボリ
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「ザ・クラウン」は、エリザベス女王の知られざる素顔を浮き彫りにするヒューマンドラマ。歴史的事件の周辺で巻き起こる王室内のロマンスや政治的な陰謀を通して、激動の20世紀後半を駆け抜けた女王の姿を描く。全10話。
父親の仕事の都合で「3歳ぐらいまで」イギリスで暮らしたという木村さんは、「記憶はあまりないんですが、当時の写真がたくさん残っていますし、何といっても生まれた場所なのでイギリスに親近感があります」と語る。
大人になってからも何度も旅行で同地を訪れているといい、「昔、家族で住んでいたおうちも残っていて、そこに行ったり、生まれた病院にも行きました」と笑顔。「イギリスは日本に少し似てるなって感じます。真面目な国民性や家のサイズ感もそうですし、日本は皇室、イギリスは王室があるので、そういう歴史も近いんじゃないかなと思います」と共通点を語り、「フィッシュ・アンド・チップスも好きですし、舞台もよく見に行きます」とイギリスでの楽しみを明かした。
そんなイギリスの王室を描いた今作について、木村さんは「今まで知らなかった舞台裏が描かれていて、『そうだったんだ!』っていうエピソードがたくさんありました。エリザベス女王も人の子で、壁にぶつかることもある。女王の揺らぎや葛藤、そして成長は人として共感するものがありました」といい、「本当にくぎ付けになって一気に見ました」と感想を語る。
また、女王の妹・マーガレット王女とのエピソードも登場するが、「エリザベスとマーガレットは服装もお化粧もまったく違うんですよね。そこも面白いなあと思いました」と振り返る。木村さんの2人の娘も「性格が全然違うんですよね。食べ物の好みもまったく違いますよ」と語り、「それぞれに合わせて、叱り方や伝え方を変えています」とプライベートを明かした。
今作の見どころについては「やっぱり王室の裏側ですね。有名な出来事の裏でエリザベス女王がどういう状況に置かれていたのかなど、本当に興味深い」と語り、「豪華なセットと衣装、出ていらっしゃる俳優の方たちも素晴らしくて、見どころがたくさんあります」とアピールする。
「それから、エリザベス女王の物語を見ていて思ったのは『継続は力なり』ということ。90歳になられても、ずっとお元気で、女王として君臨されているのは本当にすごいことですよね。遠くからでもいいので、いつかお目にかかってみたい。肉声を聴いてみたいです」と声を弾ませながら話していた。
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