芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「べっぴんさん」は16日から第16週「届かぬ心」に入る。娘のさくら（井頭愛海さん）がナイトクラブに行っていたと知り激怒するすみれ（芳根さん）。何とかさくらを元の生活に引き戻そうとするが、何度も約束を破られてきたさくらは、すみれの言うことを聞けず、16歳の誕生日の日、ドラマーの二郎（林遣都さん）に会いに出かけしまう……。

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　「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。

　第15週「さくら」では、麻田（市村正親さん）が、すみれから頼まれて娘のさくら（粟野咲莉ちゃん）の入学式用に“最後の靴作り”に挑んだ。さらに、時は流れて昭和34年、「キアリス」は全国的に知れ渡る企業へと成長。15歳になったさくらと健太郎（古川雄輝さん）は龍一（森永悠希さん）に誘われ、ジャズ喫茶「ヨーソロー」に出かけ、店で働く五月（久保田紗友さん）やドラマーの二郎と出会う……という展開だった。

　第16週「届かぬ心」では、キアリスに、西城（永瀬匡さん）と中西（森優作さん）という2人の新人が入社する。一方、さくらがナイトクラブに行っていたと知り、すみれと紀夫（永山絢斗さん）は激しく怒るが、親の心配をよそにさくらは次第に二郎に引かれ、16歳の誕生日の日、ヨーソローへと出かけてしまう。そこで五月と二郎にサプライズで祝福されたさくらは感激し、そのまま再びナイトクラブへと向かう……。

　まじめだったはずのさくらの夜遊びを知りショックを受けるすみれ。すれ違う母と娘の関係は今後どうなっていってしまうのか、注目だ。