注目ドラマ紹介:東野圭吾作品を阿部寛、黒木メイサらでドラマ化 TBS「新参者」

 直木賞作家・東野圭吾さんのミステリー小説を阿部寛さん主演でドラマ化した「新参者」(TBS系)が18日からスタートする。ドラマの舞台は原作と同じく東京・人形町。そこで起きる殺人事件で捜査線上に浮かぶのは人形町の商店街の店主全員。複雑に絡まる謎を、阿部さんが演じる“新参者”の刑事・加賀恭一郎が入り組んだ商店街の人間関係を解きほぐし、解明していく期待のサスペンスだ。 

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 「新参者」は、東野さんの「加賀恭一郎シリーズ」8作目の同名小説が原作。地元タウン誌の記者・青山亜美役を黒木メイサさん、事件の被害者(原田美枝子さん)の息子で劇団員の清瀬弘毅役を向井理さん、加賀とともに捜査に当たる新人刑事・松宮脩平役を溝端淳平さんが演じるほか、泉谷しげるさん、木村祐一さん、笹野高史さん、三浦友和さんら豪華キャストが脇を固める。ドラマの撮影には人形町の商店会が全面協力。道路を封鎖してレッドカーペット上を阿部さんらが練り歩く「凱旋御練り」も実施され、人形町周辺は盛り上がりをみせている。

 撮影前に人形町の街をひとりで徘徊(はいかい)したという阿部さんは「不思議な魅力のある町だなと思いました」と語っており、役柄についても「東野さんとお会いして、『好きなようにやってください』と言ってもらった。この格好いい加賀恭一郎という役をぼくなりに楽しい役にしながら、本格的なドラマにしたい」と意気込んでいる。

 黒木さんは「いろいろなカギを握っている役。すごく謎めいて怪しく見えるし、嫌な人だなという印象が出ているかも。嘘はついてないけど、多くは語らないので結果、嘘をついているようになってしまうので、悪い人にもいい人にもなる。たまには悪役になりながら演じていけたらいいなと思います」と語っている。

 ドラマは4月18日から毎週日曜午後9時。初回は80分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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