大衆演劇界の女形スター、早乙女太一さん（１８）が、ＴＢＳ系で放送中のドラマ「新参者」の３０日放送の第７話で、バイクにまたがるワイルドな姿を披露している。早乙女さんが現代を舞台にしたドラマに出演するのは初めてで「現代劇の役は初めてなので、今回のお話をいただいたときは驚きましたけれど、うれしかったです。これまでは大人っぽく見せたり、自分自身とは全く違った役を演じてきて、自分の年齢に近い役をやったことがなかったので、どう演じていいのか難しかった」と話している。

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　早乙女さんの役は、泉谷しげるさんが演じる上杉刑事の息子、和博役。和博はバイクに乗って不良たちとつるみ、父親とそりが合わず、ぶつかってばかり。和博がぐれてしまった原因は父親にあり、親子のすれ違いは意外な形で終わる。親子に隠された謎とは……。涙なくしては語れない物語が展開する。

　早乙女さんは自身と「新参者」との関係を「『新参者』の制作発表が明治座（東京都中央区）で開かれたとき、実は僕も明治座で座長公演を行っていた最中で、まさかそのドラマに自分が出演することになるとは思っていなかったので、何かの縁を感じます」と不思議な結びつきを感じ、「泉谷さんとは何度かご一緒したこともありますし、父親役が泉谷さんでうれしく思います」と喜んでいた。そして、「自分自身、これまでにやったことのないものへの挑戦ですので、一人でも多くの方に見ていただけたらうれしいです」と呼びかけている。

　連続ドラマ「新参者」は後半にさしかかり、加賀刑事（阿部寛さん）の捜査線上に浮かび上がった人物の疑惑が次々と晴れていく中、ついに峯子殺しの犯人と加賀との直接対決の時が迫る。毎週日曜午後９時に放送。（毎日新聞デジタル）