全仏オープン:錦織圭、クルム伊達公子が登場 2回戦をWOWOWで午後5時55分から生中継

2回戦でノバク・ジョコビッチ選手と対戦する錦織圭選手。Photo:アフロ
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2回戦でノバク・ジョコビッチ選手と対戦する錦織圭選手。Photo:アフロ

 テニスの4大国際大会の一つ「全仏オープンテニス」を中継しているWOWOWは、右ひじのけがから復活し1勝した男子の錦織圭選手と14年ぶりにグランドスラム(4大大会)で勝利を上げた女子のクルム伊達公子選手が登場する2回戦を、27日午後5時55分から生中継する。

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 同大会の1回戦で、錦織選手は世界ランキング58位のサンティアゴ・ヒラルド選手(コロンビア)に2−6、4−6、7−6、6−2、6−4で大逆転勝利を収めた。全仏で日本人の男子選手が勝ったのは93年の松岡修造さん以来。「エア・ケイ」と呼ばれるプレーも飛び出し、最後まで粘りのテニスで完全復活を果たした。錦織圭選手は、試合後「やっと終わった。疲れている。(右ひじ故障で)ここまでくるのにほぼ1年かかった。この舞台に戻ってこられてうれしい。マッチポイントのときに手が震えていたのを覚えている。このレベルで勝てたことに満足している」と喜びを語った。

 2回戦の対戦相手は世界ランキング3位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)。安定したショットと冷静かつ堅実な試合運びをする手強い相手に、錦織選手はどう挑むのか。両者の攻撃的なプレーは見逃せない。

 伊達選手は、1回戦で全仏に2年連続で準優勝の実績を持つ世界ランキング9位のディナラ・サフィーナ選手(ロシア)と対戦。右足の負傷を抱えながらフルセットにもつれ込む大接戦の末に、3−6、6−4、7−5の逆転勝ちで14年ぶりにグランドスラムで勝利した。伊達選手は試合後「(負傷で)棄権しようとも考えたが、昨年の棄権(予選)の印象が大きくて、とにかく戦い抜きたかった」と笑顔を見せた。その勝利は翌日の地元メディアでも大絶賛だった。

 伊達選手の2回戦の対戦相手は、世界ランキング107位の23歳ジャルミラ・グロス選手(オーストラリア)。伊達選手は体調が万全でない中、どんな戦術で挑むのか。勝てば68年にプロ、アマ問わずオープン化されて以来の同大会史上最高齢での3回戦進出となる。

 錦織選手とクルム伊達選手が登場する「全仏オープンテニス」2回戦は、27日午後5時55分から、WOWOWの「デジタル193ch」で生中継。なお、錦織選手の試合と2回戦の「ホレイショ・セバロス選手対ラファエル・ナダル選手」の模様は同日深夜0時から、WOWOWの「BS−5ch」及び「デジタル191ch」でも放送される。

 「全仏オープンテニス」は6月6日までWOWOWで全15日間連日生中継(デジタル192ch、193ch含む)。

 なお、錦織選手の挑戦をサポートしているWOWOWは「がんばれ、錦織圭!応援メッセージ募集!」企画を実施中。特設サイト「WOWOW TENNIS ONLINE」でID登録すれば、WOWOWに未加入でも錦織選手へ熱い応援メッセージを応募できる。抽選で100人に錦織選手の公式サイト「KEINISHIKORI.COM」特製Tシャツをプレゼントする。(毎日新聞デジタル)

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