学校が舞台となる話題の映画「告白」(中島哲也監督)の中で生徒たちが好きなアイドルとしてポスターやPVの中で登場するAKB48。15日、東京都内であった映画の舞台あいさつには大島優子さん(21)、北原里英さん(18)、指原莉乃(さしはら・りの)さん(17)らメンバーが登場し、中島監督は「13歳の子供たちに取材したら、圧倒的にAKBの人気があって決めた」と起用理由を明かすと3人は「えー!」と驚いた様子をみせていた。
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あいさつに立った大島さんは同作を「海外のミュージックビデオをリピートしているような映像。美しいなと思いました」と絶賛。これに対し中島監督は「ミュージックビデオの手法もたくさん入れています。そういっていただけるとうれしい」と大島さんのに鋭い観察力に感心していた。
北原さんは「この映画を1回で理解しました。私はこの映画と相性がいい」とコメントし、劇中に同じ名字の生徒が出てくるため、「先生が『北原さん』って言うたびにどきっとしました」と語った。またタイトルになぞらえて何か告白をしてと促されると「昨日もカメルーン戦を見てW杯熱が燃えているけど、実は野球派。(サッカーを)人生で2回目ぐらいに真剣に見た」といい、指原さんは「13歳の時は(出身地の)大分県で、他の人と違うことをしなきゃと思ってまゆ毛をそり落として半分ぐらいになってました」と明かした。
「告白」は、09年本屋大賞に輝いた湊かなえさんの同名小説を「嫌われ松子の一生」の中島監督が映画化。教え子に娘を殺された松たか子さん演じる中学教師の復讐(ふくしゅう)劇を描いている。5日の公開から10日間で70万人を動員、興行収入10億円を突破し、配給元の東宝では最終的に25億円を狙えるとしている。海外からも高く評価されており、既に米国やカナダなど5カ国7映画祭から正式招待を受け、英国、台湾などでの配給も決まっている。
10億円を突破したことについて中島監督は「メジャー映画としてやってはいけないことをやった映画を見ていただけた。一安心です」とホッとした様子で、「R−15指定になったけれど、若い人に見てもらいたかった。(AKBメンバーに)間近で(感想を)はなしていただいてうれしい」と笑顔を見せていた。(毎日新聞デジタル)
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