俳優の永山絢斗さん(21)と賀来賢人さん(20)が19日、新宿バルト9(東京都新宿区)で、主演した映画「ソフトボーイ」(豊島圭介監督)の初日舞台あいさつに登場。映画に特別出演した北京五輪ソフトボール金メダルリスト、上野由岐子選手も応援に駆けつけ、「ソフトボールを取り上げていただいて、一ソフトボール選手としてうれしいです」と完成を喜んだ。上野選手は、同じく世界で戦っているサッカー・ワールドカップ(W杯)日本代表に向けて「今日は優勝候補のオランダとの対戦だけど、勝敗よりも、相手に気持ちで負けない、きずなで勝てるのが日本だと思うので、そういう一面を見せてほしいと思う」とエールを送った。
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映画「ソフトボーイ」は、佐賀県の高校に男子ソフトボール部が1校もないことから、部を創設すれば無条件で全国大会へ行ける、という不純な動機でソフトボールを始めた男子高校生たちの青春を描いた。平凡な高校最後の夏を送っていた主人公のオニツカ(永山さん)は、幼なじみのノグチ(賀来さん)から「部さえ作れば即全国大会に出場でき、ヒーローになれ、モテる!」と男子ソフト部の創部を持ちかけられ、メンバー集めに奔走。しかし集まったのはソフトボール未経験者ばかり。「ソフトボールなんて女子のやるもの」と最初はばかにしていた部員たちだが、初めて見つけた全国大会出場という目標に、次第に本気になり始め……というストーリー。オニツカがひそかに思いを寄せる女子マネジャーに波瑠さんが出演している。
主演の永山さんは「本当にいい緊張感を持ちながら、(共演者と)仲良くもできていい距離感ですごせた現場でした。撮影はすべてが大変だった。クランクインの前からソフトボールの練習をしていたけど、(撮影では)僕はけっこう(ボールを)捕るシーンがなくて、こぼすシーンばかりだったので、こぼす練習してないなと現場で思って大変だった」と振り返った。上野選手は撮影を見て「まだ(撮影現場にいったのは)初めのほうで、(ソフトボールの)練習もし始めだったと思うんですけど、正直これソフトボールの試合ができるかなって思った。作品がしっかりできて、皆さんの努力を感じました」と評し、出演シーンについては「正直、試合よりも緊張しました」と話していた。(毎日新聞デジタル)
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