注目映画紹介:「ソフトボーイ」 ヒーローになってモテたいソフトボール男子たちの青春物語

映画「ソフトボーイ」の1シーン(C)2010「ソフトボーイ」製作委員会
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映画「ソフトボーイ」の1シーン(C)2010「ソフトボーイ」製作委員会

 県内の高校に男子ソフトボール部が1校もないことから「部を創設すればすぐに全国大会へ行ける」という理由でソフトボールを始めた男子高校生たちの奮闘ぶりを描いた青春映画「ソフトボーイ」(豊島圭介監督)が19日、全国で公開される。

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 佐賀県の高校での実話を映画化。平凡な高校最後の夏を送っていたオニツカは、県内に男子ソフト部が1校もないことに気付いた幼なじみのノグチから、「部さえ作れば即全国大会に出場でき、ヒーローになれ、モテる!」と男子ソフト部の創部を持ちかけられる。最初は「ソフトボールなんて女子がやるもの」と完全にナメきっていた部員たちだが、練習するうちに本気になっていく……という青春ストーリー。

 主人公のオニツカに、映画「ライアーゲーム」や「ソラニン」などの話題作に出演し、今作が映画初主演の永山絢斗さん。強烈なバイタリティーでオニツカを振り回すノグチ役には、映画「ごくせん THE MOVIE」で一躍注目され、「銀色の雨」で映画初主演を飾った賀来賢人さん。ヒロインには、雑誌「セブンティーン」の専属モデルとして同性に絶大な支持を受け、女優としても活躍する波瑠さん。また、08年北京五輪女子ソフトボール金メダリストの上野由岐子投手が特別出演することでも話題だ。

 不純な動機でソフトボールを始めた彼らが、徐々に本気モードになっていく過程が見どころ。オニツカたちが本当に全国大会に出場できるのか、まともな試合ができるのか、そして彼らにとって最も大事なこと……モテるのか注目される。

 主題歌は、倉木麻衣さんの「chance for you」が起用された。映画は19日から東映系で全国公開。(毎日新聞デジタル)

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