臨場:最終回視聴率17.0% 「Mother」は16.3%

 「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家、横山秀夫さんの警察小説を、内野聖陽さん(41)主演でドラマ化した「臨場」(テレビ朝日系)第2シリーズの最終回が23日放送され、平均視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。女優の松雪泰子さん主演のドラマ「Mother」(日本テレビ系)の最終回は平均視聴率16.3%だった。

あなたにオススメ

 「臨場」は、事件現場に臨んで初動捜査に当たることをいう警察用語。内野さん演じる主人公、警視庁刑事部鑑識課の検視官・倉石は、草木に話しかけたり、生のキュウリをかじりながら事件現場に現れたりと「変わり者」だが、検視によって物言わぬ死者の「声」を聞き、事件の真相へと迫っていく能力にたけていた。昨年4~6月に放送された前シリーズは、倉石の型破りで強烈な個性と、検視官という特異な職種に焦点を当てて描かれた緊張感あふれる映像が高い評価を得て、平均視聴率14.5%を獲得。第2弾も初回視聴率17.9%を記録している。今回のシリーズは、単行本には収録されていない新エピソードや、原作の世界観を踏まえたオリジナルストーリーなどが加えられた。

 「Mother」は、「東京ラブストーリー」の坂元裕二さんが脚本を手がけ、母性をキーワードに現代を生きる女性たちを描いた人間ドラマで、松雪さんと酒井若菜さん、倉科カナさんがそれぞれ性格の異なる3姉妹を演じる。北海道で小学校教諭になった鈴原奈緒(松雪さん)は、教え子の怜南(芦田愛菜ちゃん)の体に虐待によるあざを発見、衝動的に彼女の母親になると決意し、怜南を誘拐して東京へ向かい、家族から姿をくらます……という物語。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事