注目ドラマ紹介:「MM9」 「ガメラ」樋口監督の初ドラマ iPadにも同時配信

ドラマ「MM9」の1シーン(C)2010「MM9」製作委員会
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ドラマ「MM9」の1シーン(C)2010「MM9」製作委員会

 平成版「ガメラ」や「ローレライ」の樋口真嗣監督が演出するドラマ「MM9 モンスター・マグニチュード」が、7日深夜からMBSなどでスタートする。樋口監督が「映画ではできないことをストレスに感じてきた。一人一人のキャラクターを深く描くことができ、手応えを感じる」という作品だ。

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 「MM9」は山本弘さんの同名小説が原作で、人々の生活を脅かすM(モンスター)による災害に対応する気象庁の特異生物部対策課(通称気特対)の公務員たちの仕事ぶりを描いたドラマ。予測が難しいにもかかわらず、外れたら批判されるという報われない彼らの日常を描いている。石橋杏奈さんは新人職員の藤澤さくら、尾野真千子さんは、気特対4年目の中堅職員・朏万里(みかづき・まり)、松重豊さんは部長の久里浜祥一を演じる。ナレーションを石坂浩二さんが担当。脚本は劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の伊藤和典さんだ。

 1話は、明日から配属される若い新人の話で盛り上がる中、朏は課長から教育係を任される。その後、帰宅してくつろぐ朏の元に、「Mが確認された」と連絡が入り、隊員の灰田と共に現場に向かうが、Mは既に海に帰った後だった。隊員らはMの産卵と判断し、砂浜で卵を探すのだが一向に見つからず、朏は別の可能性を考える……というストーリー。

 見どころは、映画などで数々の実績を残し、ドラマ初挑戦という樋口監督の演出だ。不満を抱えながらもプロ意識を持っている職員、怖いもの知らずの新人と経験を積んだデキる女性のジェネレーションギャップなど、1話ごとにどこにでもある等身大の人間ドラマが丁寧に描かれている。毎週水曜深夜1時半から放送。テレビ放送に合わせて、iPadでも無料で配信する。(毎日新聞デジタル)

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