木村多江:「島に行ったらヘビさばくと思います」 男性陣にヘビ料理振る舞う

完成披露試写会に登場した木村多江さん
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完成披露試写会に登場した木村多江さん

 女性1人に男性23人という無人島での漂流生活を描いた木村多江さん主演の映画「東京島」(篠崎誠監督)の完成披露試写会が3日、恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)であり、イベントで木村さんが「暑気払い」と称して、焼き鳥のような謎のスタミナ料理を窪塚洋介さんや福士誠治さんら男性陣に振る舞った。「ブヨブヨしてますよ」と怪しむ窪塚さんはじめ男性陣に木村さんはシマヘビの模型をニコニコと持ち上げ、ヘビ料理だったことを明らかに。木村さんは、「私もたぶん(無人)島に行ったらヘビをさばくと思います」と笑顔で話し、男性陣をびっくりさせていた。

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 「東京島」は、桐野夏生さんの小説が原作。43歳の主婦、清子(木村さん)が、夫とともに無人島に漂流するが、その後も続々と若い男たちが流れ着き、女は清子ただ一人という状況になる。女性として23人の男から特別扱いを受ける中、月日は流れ男たちは島に安住しようとするが、それにいら立った清子は脱出を試みる……という物語。

 無人島にちなみ、ステージは植物が生い茂り、一夜限りの“東京島”。木村さんは「撮影の時は、みんながいるのに役に入って孤独になってしまって、部屋にいるヤモリや虫に話しかけてしまうような、おかしな精神状態になりました」と、過酷な撮影を振り返っていた。

 イベントでヘビを振る舞われた男性陣のうち、木村さんの夫役の鶴見辰吾さんは一人「結構おいしいよ。食べる?」と観客にもおすそ分けするなど余裕をみせていた。木村さんは「映画はポップでユーモアがあって無国籍。ぜひ私の役の清子を体感して、自由を見つけてください」とアピールした。

 映画は8月28日、シネスイッチ銀座ほかで全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

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