俳優の大沢たかおさん(42)主演の時代劇映画「桜田門外ノ変」(佐藤純彌監督)の完成披露試写会が7日、丸の内TOEI(東京都中央区)であり、大沢さんや長谷川京子さん(32)、加藤清史郎君(9)らが登場した。大沢さんは「小学校の子供のころに見て感動したあこがれの日本映画を見ている感じ。すごく自分の中で大切な作品になった。俳優になってよかったな、と思える作品です」と感慨深げに語った。
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「桜田門外ノ変」は、吉村昭さんの歴史小説が原作。安政7(1860)年の井伊直弼大老暗殺事件の実戦部隊の指揮官だった鉄之介(大沢さん)を中心に、当時の幕藩体制と水戸藩の関係、水戸藩の下級武士だった鉄之介がなぜこのような大事件にかかわることになったのか。そして事件後、彼は何を考え、何を悩み、2年後の捕縛に至ったのかを克明に描いている。徳川斉昭役の北大路欣也さん、井伊直弼役の伊武雅刀さんのほか、渡辺裕之さん、渡部豪太さん、本田博太郎さん、池内博之さんらも出演する。
大沢さん演じる鉄之介の妻・ふさ役で、本格時代劇に初挑戦した長谷川さんは「多くを語らず相手の心を察して、とにかく家を守って待っていますという女性像は、全く自分とはかけ離れているので、表情の作り方とか、せりふが少ない分大変でした」と苦労を語った。鉄之介の息子・誠一郎を演じる加藤君は、「ずっと差したかった」という刀を、初めて腰に差し、「抜いたり差したりしてたんですが、武士はそんなに刀を抜かないと聞いたので、なるべく出さないようにしてたんですけれど、ついつい出して遊んでしまいました」とはにかみながら話した。
舞台あいさつには、大沢さん、長谷川さん、加藤くんのほか、映画初出演となる坂東巳之助さん、渡部さん、柄本明さん、佐藤監督が参加。加藤君以外の出演者は、舞台あいさつの前に、水戸藩の志士たちも参拝したという愛宕神社(東京都港区)を訪れ、劇中の衣装でヒットを祈願した。大沢さんは「僕はみんなの志や気概を、俳優としてまっとうできたのか。改めて身の引き締まる思い」と語り、長谷川さんは「実際はふさは愛宕神社に行っていませんが、ふさの代わりに行けた気がした。とても感動しました」と感慨深げに語った。主題歌は、歌手のalanさんが歌う「悲しみは雪に眠る」。映画は10月16日から全国東映系で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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