NHK:海外ドラマ新旧交代 ERとベティが最終シーズン、新作に「グッド・ワイフ」

新番組「グッド・ワイフ」メーンビジュアル( c) 2009/10 CBS STUDIOS INTERNATIONAL
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新番組「グッド・ワイフ」メーンビジュアル( c) 2009/10 CBS STUDIOS INTERNATIONAL

 NHKは7日、10年秋の海外ドラマのラインアップ説明会を開き、10月5日からBS2で放送する新番組「グッド・ワイフ」をはじめ、秋スタートの海外ドラマについて、見どころを解説した。「グッド・ワイフ」の主人公・アリシアは、シカゴ出身で、弁護士の資格を持ち、政治的活動を行いつつ、スキャンダルに巻き込まれる夫を持つ女性という設定で、米国務長官のヒラリー・クリントンさんをモデルにしていることも話題となっているという。

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 同ドラマは、州検事の夫・ピーターを支える妻として、2人の子の母として家庭を守ってきた元弁護士のアリシアが主役。夫が女性スキャンダルに伴う収賄罪で告発され、逮捕されたのをきっかけに、アリシアは家族を養うために13年ぶりに弁護士に復帰。久しぶりの現場に戸惑いながらも、難解な裁判に挑んでいく。一方、ピーターは無実を訴えて控訴するが、アリシアは、夫を信じることができるのか……という物語。

 主演のアリシア役は「ER 緊急救命室」にも出演したジュリアナ・マルグリース、夫ピーターには「セックス・アンド・ザ・シティ」のクリス・ノースで、海外ドラマファンにとってはおなじみの顔ぶれ。制作総指揮は「エイリアン」や「グレムリン」、「トップガン」「クリムゾン・タイド」と数々のヒット作を手がけてきたリドリー・スコット監督とトニー・スコット監督。同作品ではマルグリースさんがゴールデングローブ賞主演女優賞、アーチー・パンジャビさんがエミー賞助演女優賞を受賞している。

 このほかBS2では、最終シーズンに突入する人気作「アグリー・ベティ4」を10月7日午後11時にスタート。同じく最終シーズンを迎える「ER XV 緊急救命室」では、最後にふさわしくジョージ・クルーニーさん演じるドクター・ロスはじめ、かつてカウンティ病院に勤務した医師や看護師がゲストとして多数出演するのが大きな見どころ。10月7日午後11時スタートする。

 海外ドラマを担当する柴田幸裕チーフ・プロデューサーは、「新作ドラマが1年ほどで終了してしまう中、ドラマ部門の中では昨年、唯一定着した」と「グッド・ワイフ」を新番組に選んだ理由を説明。「人気シリーズが最終章を迎え、新旧交代の時期を迎えている」との現状認識を示した。

 今後の海外ドラマの傾向について、柴田プロデューサーは、米ケーブル局で作っているドラマへの期待を語り、「ケーブル局だからこそ、刺激的な内容でやってみようという野心的なものが多い。あまり刺激の強すぎるものは放送できないが、放送できる範囲で注目していきたい」と語った。

 新番組「グッド・ワイフ」は、10月5日から毎週火曜午後11時にBS2で放送の予定。(毎日新聞デジタル)

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