海洋少年団の少年少女を招いた映画「THE LAST MESSAGE 海猿」(羽住英一郎監督)の特別上映会が23日、東京・千代田区の東宝本社であり、主演の伊藤英明さんが加藤あいさん、佐藤隆太さん、三浦翔平さんら出演者とともに出席した。伊藤さんは子どもたちを前に「小学校の卒業文集に『10年後には吉田栄作と織田裕二と酒を飲む』って書いた」と告白、佐藤さんも「『10年後のおれをテレビの前で応援してくれ』って書いてました。絶対夢はかなうからみんなもがんばれ」と“未来の海猿”たちにエールを送った。
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この日は、海上保安庁からキャストらへの感謝状の贈呈も行われた。海猿シリーズは海上保安庁の全面協力を得て製作され、映画の公開後には海上保安大学校への入学希望者が大幅に増加するなど縁が深いことから、鈴木久泰海上保安庁長官は「海上保安庁の取り組みが国民のみなさまにより深くご理解いただけることが楽しみ。ぜひ大ヒットを期待しております」とあいさつ。記念の盾を受け取った伊藤さんは「この映画を見て、みなさんが海上保安官、海上保安庁への協力とご理解を深めていただけたら本当にうれしいですし、こんなにすばらしい賞(感謝状)をいただいて、やっててよかったなと思いました」と笑顔を見せた。
「海猿」は、「週刊ヤングサンデー」(小学館)に連載された佐藤秀峰さんのマンガが原作。04年に映画化され、興行収入17億4000万円を記録。テレビドラマ化もされ、06年の2作目「LIMIT OF LOVE 海猿」は動員500万人、興行収入76億5000万円を記録する大ヒットとなった。伊藤さんは主人公・仙崎を、加藤あいさんが妻の環菜を演じる。シリーズ完結編となる今作では、巨大台風が直撃する天然ガスプラント「レガリア」を舞台にした救出劇が繰り広げられる。主題歌には「EXILE」の「もっと強く」が起用されている。
同作は邦画の実写メジャー作品としては初の3D公開となることも話題で、公開初日の18日から4日間で動員数は106万人、興行収入も16億円を突破するなど大ヒット。3Dと2D合わせて全国467スクリーンで公開中。(毎日新聞デジタル)
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